おねえちゃんの独り言

「おねえちゃんの独り言」のブログ版
(・・・って、そのまんまだけど)

ラウドネス

2008-12-23 07:38:44 | Weblog
 実は私はヘビメタが結構好きだ。17~18歳の頃は、好きな音楽を聞かれるといつも「ヘビメタと中島みゆき」と答えていた。両極端だけれども、もちろん当時は両方とも大好きで、ヘビメタも中島みゆきもしょっちゅう聴いていた。オジー・オズボーンやバンデンバーグが新宿厚生年金ホールでコンサートをやった時(1984年?)は、ウドー音楽事務所に早朝から並んでチケットを買い、一緒に行く相手もいないので1人で行った。1人でコンサートに行くぐらいだから、まあ結構なファンだったのである。
 今でも、1人で車を運転している時は、いわゆる「クラシックロック」のラジオ局に周波数を合わせてしまう。ハードロックかヘビメタか、というような曲が頻繁に流れてくる局だ。

 さて、表題のラウドネスだ。ラウドネスは、高校3年の頃の彼氏(T君)がファンだった。T君がラウドネスのアルバムを入れたカセットテープをたくさんくれて、私はそれを聴いていた。元々ヘビメタ好きだったのでラウドネスもすぐに気に入って、ヘッドフォンで大音量で聴いていたものだ。
 自分でレコード(CD)を買うほどではないけれど、あれば喜んで聴く、というレベルでラウドネスのファンになった。(ずっと後のことだけど、LAZYの「Happy TIme」はちゃんと買いました)
 アメリカにも一応、ヘビメタ仲間と呼べるような友人はいる。このAさんとは、ラウドネスやKISS(ヘビメタじゃないけど)のビデオを肴に深夜まで飲んだことも何回かあったし、一緒にハリウッドのクラブに行ったこともあった。確か去年だったか、ラウドネスがハリウッドのライブハウスに出演した際は、Aさんは最前列で観たらしい。直後に、興奮醒めやらぬ感動の報告メールが、携帯で撮ったらしい粒子の荒い写真とともに送られてきた。

 最近は音楽情報にもすっかり疎い私だが、11月30日にラウドネスのドラマーの樋口宗孝さんが肝細胞ガンで亡くなったというニュースには、かなり驚いたしショックだった。まだまだ若いのに・・・
 思わずT君にメールしたい衝動に駆られたが、そんなことで久しぶりにメールするのもなんとなく気が引けて、とりあえずAさんにメールをしたら速攻で返事が来た。スポーツ紙のサイトで速報を見てすぐにメールをしたのだが、Aさんはすでにこのニュースを知っていて、かなり落ち込んだメールが返ってきた。
 その後の数日間は、なんとなく複雑な心境だった。「ラウドネス」や「樋口宗孝」という存在が微妙で半端なのである。有名とも、有名でないとも、言える。樋口さんの訃報を速報したり、彼らの業績や関係者のコメントを載せるスポーツ紙のサイトがある一方で、このニュースを一切無視して載せないスポーツ紙のサイトもあった。
 滅茶苦茶ファンというわけではなかったが、さすがに無視されると腹が立つ。彼らは偉大なんだぞ! ビルボードトップ100に入った数少ない日本人アーティストなんだぞ! ドイツでも(他の国でも? ドイツ公演のビデオは見た。イギリス公演も見たかも)大人気なんだぞ!・・・etc

 そんな中、このコラムは結構、いろいろな点で心に響くものがあった。そうだよな~って。ちなみにT君にもヘビメタバンドでボーカルをやっているお姉さんがいて、確か浜田麻里に憧れていると聞いた気がする。
 そしてこのコラムのリンクから知ったのだが、12月24日に青山葬儀所で樋口さんの本葬「LAST MEMORIAL BIRTHDAY」が行われるそうだ。残念ながら私は行けないけれど、たまたま私のこのブログを見て知ったライトなファンの方がもしいたら、是非行ってくださいマセ(ヘビーなファンだったら、私のブログなど読むまでもなく、すでに知ってるだろうけど)。私はここロサンゼルスから、樋口宗孝さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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