前回「おっぱいが嫌いな赤ちゃんっているのか?!」と書いたが、どうやらいるらしい。嫌いとまでは言わなくても、なかなか吸い付いてくれなかったり、食が細かったり。普通におっぱいを飲むが、大して執着しない赤ちゃんもいるそうだ。うちの娘はと言えば、おっぱいに執着しまくりである。お腹がいっぱいになっても、起きている間は吸い付いていないと気が済まない。離すと泣く。逆に、泣いたらすぐにおっぱいに吸い付かせればケロリとご機嫌。楽なんだか、大変なんだか・・・
いずれにしても首がすわり、両手を使わずに抱っこや授乳ができるようになるまでは、「腕は疲れる肩背中は凝る両手が塞がってなにも出来ない」状態が続きそうだ。
前回、産後1週間のお話を書いた。とにかく疲れた1週間だった。
例の小児科にはもう2度と行きたくなかったのだが、電話で出生届に必要な書類はいつできるのかと聞くと、2週間検診の時に渡すと言う。「でき次第取りに行くから、もっと早くくれ」と言いたいところだったが、なんだかそう言うエネルギーも失せてしまっていた。結局2週間後に再び受診し、出生届に必要な書類は無事にもらえたものの、またしても83ドルの出費。(さすがにこの小児科はこれを最後に。初診の日に4月まで入れられてしまっていた定期検診の予約はすべてキャンセルした)
自分のほうは、その後も順調に回復。慢性的な寝不足は仕方ないが、その他は特に不調もなく、どんどん普段の状態に近づいていった。約2週間後におそるおそる測ってみた体重も、もうこれ以上減らなくていーんじゃん、という値だった。出産後、体型が元に戻って出産前のジーンズなどがはけるようになるには半年ぐらいはかかるものと聞いていたが、これまた問題なくはけてしまった。
というか、赤ちゃんというウエイト抱えて1日に何度も立ったり座ったりの重労働。母乳として常に糖分&水分を排出し続け、その上に慢性的な寝不足。そりゃ、やせるよ。逆にやせないほうが不思議なぐらいだ。私なんか、食事の用意は主に夫がやってくれるから、すべての家事をこなさなければならないママたちより随分と楽しているハズである。それでも新生児の面倒を見るというのは相当な重労働だ。体型が崩れて元に戻らない、といった問題は起こるかもしれないが、単純に太ったやせたという点だけ見たら、普通やせるでしょう・・・???
Birth Centerでの3週間検診で、出生届けに必要な助産婦からの書類も無事に受け取る。娘は少し小さめではあるものの、母子共に問題なし。
この頃からスポーツクラブでの泳ぎも再開。プールの常連さんたちは私も含めて皆、いつも大体同じような時間帯に来る。私が泳ぐ時間帯の常連さんたちは、私が徐々に太って(?)いった様子を、見ていないようでしっかり見ていたようだ。泳ぎを再開した直後は、それまで話したことがなかった人たちも含めて、多くの常連さんたちに声をかけられた。「いつ生まれたの?」「男の子? 女の子?」「体格がすっかり元に戻って、妊娠なんかしてなかったみたいだね」
娘がタイミング良く寝てくれないと出かけられないので、以前のように行きたい日に必ず泳ぎに行けるわけではないが、泳ぐと肩や背中の凝りが楽になる。泳ぎの前後のジャグジーやサウナも、寒い季節には心地よい。なにより泳ぐとストレス解消になるので、可能な限り泳ぎに行く努力をしている今日この頃。
誕生から1ヵ月余り経った12月21日には、ようやく出生届けを出しに行く。書類がすべて揃った時点で速攻、ロサンゼルス郡の保健所のようなところに電話をしたのだが、予約が取れたのがこの日になってしまったのだ。これがまた、超不便な場所にある上に、駐車場代に7ドルも取りやがる。ここでまたあーだこーだと1時間半も費やし、ようやく出生届けが受理され、出生証明書を一部受け取ってほっと一安心。
・・・と思ったら、家に帰り着いた瞬間、担当者から電話がかかってきた。曰く、証明書の記載が一部間違っていた、差し替えるから来て、だと・・・。ったく、なんでアメリカっていう国はいつもこうなんだよ?!
あんな不便な場所まで、時間と(最近とみに高い)ガソリン浪費して再び行くのはイヤだし、また7ドルの駐車場代を払うのもご免だ。切手代41セントで済ませたほうがまだマシなので、証明書を担当者宛に返送し、修正した物を送り返してもらうことにする。
で、手元に証明書があるうちに、と、速効で連邦政府の窓口まで走り、娘の社会保障番号を申請する。社会保障番号の申請には出生証明書の提示が必要だ。記載に間違いがあると言っても社会保障番号の申請窓口の人間が気にするような重篤な間違いではない。社会保障番号の取得には、申請から約4週間かかる。社会保障番号を一刻も早く取得したかったので、申請が受理されてから(間違いの修正のために)証明書を返送する。
(社会保障番号は、いわゆる国民総背番号のようなもので、アメリカではありとあらゆる場面で記載を求められる。本来は年金類の受け取りのための納税者番号だが、実際には考えられるありとあらゆる個人情報がこの番号と結びつけられている。娘のパスポートや健康保険の申請にも必要なため、一刻も早くほしかった)
あとは社会保障番号が届いてからパスポートを申請すれば、娘誕生にまつわる各種手続きは一段落するはずである。
妊娠から出産、その後の各種手続きを改めて思い返して総括してみると、助産婦を呼んでの自宅出産も一長一短だったなぁと思う。ギリギリになって助産婦を変更するトラブルに見舞われはしたものの、自宅での水中出産自体は非常に満足だった。痛い腹かかえて病院まで移動する必要も、出産後の疲れた体で家まで帰る必要もない。病院のように不自然なことは一切されない。しかし病院で出産していれば、出生届の提出も社会保障番号の申請も病院がやってくれるらしい。出産後3日以内に小児科を探して行くとか、超不便な場所にあるロサンゼルス郡のオフィスまで出生届を出しに行くとか、社会保障番号の申請に行くとか、そういった面倒(+苦労+疲労)はいっさい不要だ。もちろん出産自体が一番大事なイベントではあるのだが、出産後の各種手続きの大変さがやたらと記憶に残ってしまった。なにごとも、1回でスムーズに済まないアメリカだから、余計にそう感じるのだろう。
今から再び妊娠出産をするとしたら、病院出産と助産婦を呼んでの自宅出産のどちらを選ぶか、かなり微妙かもしれない。予算が潤沢なら、フリースタイル出産などを受け入れてくれる自由度が高くて理解のある病院で産むのがベストかもなぁ〜
なかなか書く時間が取れずに長引いてしまった出産ネタ。どうにか年内に終わらせられてほっと一息。いろいろ苦労はあったけど、可愛い娘が無事に生まれてくれて、2007年は素晴らしい年でした。2008年も、どうぞ良い年になりますように☆
いずれにしても首がすわり、両手を使わずに抱っこや授乳ができるようになるまでは、「腕は疲れる肩背中は凝る両手が塞がってなにも出来ない」状態が続きそうだ。
前回、産後1週間のお話を書いた。とにかく疲れた1週間だった。
例の小児科にはもう2度と行きたくなかったのだが、電話で出生届に必要な書類はいつできるのかと聞くと、2週間検診の時に渡すと言う。「でき次第取りに行くから、もっと早くくれ」と言いたいところだったが、なんだかそう言うエネルギーも失せてしまっていた。結局2週間後に再び受診し、出生届に必要な書類は無事にもらえたものの、またしても83ドルの出費。(さすがにこの小児科はこれを最後に。初診の日に4月まで入れられてしまっていた定期検診の予約はすべてキャンセルした)
自分のほうは、その後も順調に回復。慢性的な寝不足は仕方ないが、その他は特に不調もなく、どんどん普段の状態に近づいていった。約2週間後におそるおそる測ってみた体重も、もうこれ以上減らなくていーんじゃん、という値だった。出産後、体型が元に戻って出産前のジーンズなどがはけるようになるには半年ぐらいはかかるものと聞いていたが、これまた問題なくはけてしまった。
というか、赤ちゃんというウエイト抱えて1日に何度も立ったり座ったりの重労働。母乳として常に糖分&水分を排出し続け、その上に慢性的な寝不足。そりゃ、やせるよ。逆にやせないほうが不思議なぐらいだ。私なんか、食事の用意は主に夫がやってくれるから、すべての家事をこなさなければならないママたちより随分と楽しているハズである。それでも新生児の面倒を見るというのは相当な重労働だ。体型が崩れて元に戻らない、といった問題は起こるかもしれないが、単純に太ったやせたという点だけ見たら、普通やせるでしょう・・・???
Birth Centerでの3週間検診で、出生届けに必要な助産婦からの書類も無事に受け取る。娘は少し小さめではあるものの、母子共に問題なし。
この頃からスポーツクラブでの泳ぎも再開。プールの常連さんたちは私も含めて皆、いつも大体同じような時間帯に来る。私が泳ぐ時間帯の常連さんたちは、私が徐々に太って(?)いった様子を、見ていないようでしっかり見ていたようだ。泳ぎを再開した直後は、それまで話したことがなかった人たちも含めて、多くの常連さんたちに声をかけられた。「いつ生まれたの?」「男の子? 女の子?」「体格がすっかり元に戻って、妊娠なんかしてなかったみたいだね」
娘がタイミング良く寝てくれないと出かけられないので、以前のように行きたい日に必ず泳ぎに行けるわけではないが、泳ぐと肩や背中の凝りが楽になる。泳ぎの前後のジャグジーやサウナも、寒い季節には心地よい。なにより泳ぐとストレス解消になるので、可能な限り泳ぎに行く努力をしている今日この頃。
誕生から1ヵ月余り経った12月21日には、ようやく出生届けを出しに行く。書類がすべて揃った時点で速攻、ロサンゼルス郡の保健所のようなところに電話をしたのだが、予約が取れたのがこの日になってしまったのだ。これがまた、超不便な場所にある上に、駐車場代に7ドルも取りやがる。ここでまたあーだこーだと1時間半も費やし、ようやく出生届けが受理され、出生証明書を一部受け取ってほっと一安心。
・・・と思ったら、家に帰り着いた瞬間、担当者から電話がかかってきた。曰く、証明書の記載が一部間違っていた、差し替えるから来て、だと・・・。ったく、なんでアメリカっていう国はいつもこうなんだよ?!
あんな不便な場所まで、時間と(最近とみに高い)ガソリン浪費して再び行くのはイヤだし、また7ドルの駐車場代を払うのもご免だ。切手代41セントで済ませたほうがまだマシなので、証明書を担当者宛に返送し、修正した物を送り返してもらうことにする。
で、手元に証明書があるうちに、と、速効で連邦政府の窓口まで走り、娘の社会保障番号を申請する。社会保障番号の申請には出生証明書の提示が必要だ。記載に間違いがあると言っても社会保障番号の申請窓口の人間が気にするような重篤な間違いではない。社会保障番号の取得には、申請から約4週間かかる。社会保障番号を一刻も早く取得したかったので、申請が受理されてから(間違いの修正のために)証明書を返送する。
(社会保障番号は、いわゆる国民総背番号のようなもので、アメリカではありとあらゆる場面で記載を求められる。本来は年金類の受け取りのための納税者番号だが、実際には考えられるありとあらゆる個人情報がこの番号と結びつけられている。娘のパスポートや健康保険の申請にも必要なため、一刻も早くほしかった)
あとは社会保障番号が届いてからパスポートを申請すれば、娘誕生にまつわる各種手続きは一段落するはずである。
妊娠から出産、その後の各種手続きを改めて思い返して総括してみると、助産婦を呼んでの自宅出産も一長一短だったなぁと思う。ギリギリになって助産婦を変更するトラブルに見舞われはしたものの、自宅での水中出産自体は非常に満足だった。痛い腹かかえて病院まで移動する必要も、出産後の疲れた体で家まで帰る必要もない。病院のように不自然なことは一切されない。しかし病院で出産していれば、出生届の提出も社会保障番号の申請も病院がやってくれるらしい。出産後3日以内に小児科を探して行くとか、超不便な場所にあるロサンゼルス郡のオフィスまで出生届を出しに行くとか、社会保障番号の申請に行くとか、そういった面倒(+苦労+疲労)はいっさい不要だ。もちろん出産自体が一番大事なイベントではあるのだが、出産後の各種手続きの大変さがやたらと記憶に残ってしまった。なにごとも、1回でスムーズに済まないアメリカだから、余計にそう感じるのだろう。
今から再び妊娠出産をするとしたら、病院出産と助産婦を呼んでの自宅出産のどちらを選ぶか、かなり微妙かもしれない。予算が潤沢なら、フリースタイル出産などを受け入れてくれる自由度が高くて理解のある病院で産むのがベストかもなぁ〜
なかなか書く時間が取れずに長引いてしまった出産ネタ。どうにか年内に終わらせられてほっと一息。いろいろ苦労はあったけど、可愛い娘が無事に生まれてくれて、2007年は素晴らしい年でした。2008年も、どうぞ良い年になりますように☆