脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

仲良くしましょう

2013-03-13 | Weblog
私が未だによく理解できなことがある。
それは日本人女性の愛想笑いと小さく固まるコミュニティーである。
特に小さくかたまるコミュニティーはよくわからない。
これはある人が言っていたことだが、その人は以前スポーツジムに行っていたらしく、そこでの雰囲気がなじめずにここに来た。
その雰囲気と言うのは、そのクラブには女性どうしのグループがあって、いい年をしてお互いを何々ちゃんと呼び合っているらしく、とにかく中がいいそうである。同じユニホームを着て、同じ目的をもって、仲良く集まっている。どれのどこがわるいのだと言うとそれまでだが、しかし私はあの仲良しと言うことを強調するようなグループにはかなりの違和感を覚えるし、なぜそこまで関係を密にしたがるのかわからない。おそらくその人もそういう雰囲気についていけなかったのだと思う。
正直私はこの日本人の和を尊び、同じということで関係を密にしたがるメンタリティーがよく理解できない。
よく親が子供のことを学校ではみんなとうまくやっているだろうかとか、友達はできただろうかということを心配するのは彼ら彼女らが人づきあいが仲良くすることだと勘違いしているからである。
日本人は初対面でよく仲良くしましょうと言う。私は時々この言葉にとまどいを覚えるが、それは彼ら彼女らがこの言葉を美徳であると考えているからだ。
しかし仲良くするとは一体どういうことなのか?スポーツクラブでもみんなが仲良くやっている様子などを一生懸命紹介し、それが雰囲気がいいと勘違いしている奴がいるが、しかしそれは見当違いのことで、そういう自分たちが仲間だと自覚して、関係が密になっていることを素晴らしいことだと強調するような軍団は稚拙であり、はっきり言ってこの手のメンタリティーは暴走族と同じで、そういう形式だけの言葉が多くの疎外感やいじめというものを生み出していると思っている。
学校でも仲良くしましょうと言うが、普通学校と言う場所は勉強するところだ、友達はできても、つくるものではない。
それを無理に仲良くしましょうなどと言うきれいごとを言っているから、本当の自分と言うものを出せない、おおげさだが認められないと感じるのだ。
本来人間と言うのは誰でも合わない奴がいる。はっきり言ってそういう奴と仲良くすることなんかできないのは当たり前のことである。だからもしそこで子供のコミュニケーションを養うつもりであるならば、仲良くしろときれいごとばかり言わずにそういうことも教える必要はあるのではないだろうか?
しかしそういう奴を受け入れることができなかっても尊重することはできる。この尊重するということが日本人のメンタリティーには少し欠けているような気がしているが、はっきり言って私は仲良くするということよりも、この人を尊重するということが人間のコミュニティーを形成していく上で一番大事なことだと考えている。
前にも言ったが日本では人づきあいにおいてまず同じということに共感を持つ。よく自分はどこ出身だとか、学校はどこと言うようなことを初対面で言うが、たぶんこう言ったことはお互いの共通を見つけるための手段だと思う。
しかし外国ではたくさんの民族がいるので相手の違いを認めることから人づきあいがはじまる。自分たちのルーツによってお互い文化や習慣が違うのでまずそういう違いと言うものを認めなければ、人づきあいができないのだがおそらくこういう部分が単一民族の日本人にはかけている。昔高校生の時、当時差別があった時、親しくなりかけた友人に「自分はアジア系のバイレイシャルだから、考え方なども普通の日本人とは違う」と言ったことがある。
そう言ったら彼は何と答えたかと言うと「顔が同じだから大丈夫」だったが、はっきり言ってこの答えにはがっかりした。所詮日本人の認めると言うのはこの程度のもので、たぶんこの当時は外の世界にさほど目が向いていなかったからだと思う。
人を尊重すると言うのは、認めることとは違い、それは体験的なもので学習するから身につく能力である。
以前語学に疎い集団は閉鎖的で封建的そしてちいさく固まりがちだということを言ったが、アマチュアボクシングなんてまさにそうである。
語学に疎く、そういう多くの文化を受け入れることができる土壌がないから女性だけ試験とか素っ裸で計量、独占販売などということが堂々とできるのだと思うが、そういうことがまかり通るのはまさにその世界が封建社会だからである。
グローバルコミュニケーションにおいて、人を尊重すると言うのはまさにインテリジェンスを養なわなければだめだ。語学やその他のことを勉強して、そういうセンスを養わなければ高校生の顔が同じだからいいでおわってしまう。

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