よく学校の校則なんて必要ない、髪の毛の色を染めて何がいけないんだと言う人間がいるが、私は今この状況で改めて校則をきちんと守ってきた人とそうでない人の差を実感している。うちのクラブは全体的に進学校出身者が多く、まじめに生きてきた人たちだ、所謂やんちゃのぶるいではない、そういう人たちのほとんどは学校の校則や先生の言うことをしっかりと聞いてきた、そういう環境の中で学校生活を送ってきたと思う。そして私はあえてこういう事態であるからと言うことで言うが、ジムを運営していく上では彼ら彼女らのような人たちが大多数だと協力的で運営しやすい。協力的と言うのは仲間意識が強いと言うことではなく、私は感染者をださないようにしよう極力注意をしていることをよく理解してくれて、いろいろと配慮してくれるということである。さらに彼ら彼女らはこういう時に何をしてはいけないかとか、どう行動するかと言うセンスがあるので安心してジムを運営できる。おそらくそういったことは彼ら彼女らのまじめな態度や学校生活とは無関係ではないと思っている。
一方校則が守れないやんちゃですみたいな人間はどこかあぶなっかしい、迷惑をかけると言うセンサーが非常にずさん、私から見たら感覚がずれていて、非常に自分勝手、目に見えないところでも常に問題がくすぶっていて、私はこういう人間をたかだかボクシングごときできるぐらいで認めることはないだろうし、入会させない。それでも威嚇したり、おこったりして行動をおさえるようにしたらいいのだろうが、しかしここはあくまで社会人の集団だ、むしろここでは威嚇したり、どなったりするのはご法度である。
私が今考えているのはガイドライン作成することである。ジムに来たら検温してアルコールで手、特に指先を消毒してもらっているのだが、会員の人たちは気が利く人たちが多いので、そのほかにも使用後のグローブはどうしたらいいですかとか、聞かれることがあるので、そういったことをすべてまとめてジムに掲示する必要性を感じている。うちは比較的専門家の人が多いので、そういう人たちのアドバイスをもとに、ジムではこういうことに気をつけて、こういう行動をとってくださいというようなガイドラインを作成しようと思っているのだが、おそらくうちのジムの性質上ガイドラインを作成したらそれがうまく機能するのではないかと思っている。そんなことを言ってもすべては完璧ではない、コロナは現在防ぎようがないウイルスである。がしかしジムでの予防のためのガイドラインをはっきりさせることで、より一層コミュニティが機能して、まわりの安心感が高まり、トレーニングしやすくなるだろう。この先ガイドラインは必要となってくるだろう、早急に作成したいと思う。