脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

へたれ、びびりは大きなアドバンテージだ

2020-05-23 | Weblog
うちのクラブはヘタレ歓迎のジムだ、さらに運動音痴だと大歓迎である。一応格闘技をやっているのになんだと思われるかもしれないが、しかし私はむしろそういう人たちを集めたいと思っている。ボクシングとか格闘技は性質上DQNが集まりやすい。DQNが集まってけんかの話しややんちゃ話を自慢げに話す、そんな話は誰も聞きたくないのだが、そういうことでしかアドバンテージがとれないような人間が集まると、その群れはほぼ半グレの集団、それはその人たちの恰好や雰囲気を見たらわかる。うちのクラブはみなさんの雰囲気を見たらわかるが、普通の一般の社会人の集まりでカラフルな人はいない、男はおかたい職業の人が多いのでほぼ黒髪である。ジムなどではDQNが集まるとけんか話ややんちゃ話が自慢げに語られて、そういう経験をしている人間がアドバンテージをとるのだろうが、しかしうちにはやんちゃしてましたと言うのはほぼいないので、そういう話で盛り上がることはない。むしろそういう話を必要以上にすればういてしまうし、みじめなだけ、あまりに暴力的であると女性がこわがったり、まわりに不快な思いをさせたり、迷惑になるのでやめてもらう。
だいぶ前に会員の男性が高校生の時にからまれた話をしたら、俺も俺もとからまれた話で盛り上がっていたが、うちで話される武勇伝と言ったらかつあげされるのをどう回避したかという話で、その男性が得意がって話す様子に、横で聞いてて笑ってしまったが、しかし自分を大きく見せるために武勇伝ややんちゃ話を聞いてくれるからと必死で話して威嚇するようなDQNよりもよっぽど好感が持てる話だ。

うちのクラブは自称へたれやびびりジムであるが、しかしこんな時だからこそへたれやびびりのアドバンテージは発揮される。びびりだからコロナにかかってはいけないと思い切り慎重に行動するし、さらに人に迷惑をかけてしまったらとか、へたれやビビりはそういうシュミレーション能力が高いから普通以上に気をつけて行動してくれるし、自分の弱さがわかっているので、気づかいがある。へたれやびびりだから弱さがわかる弱さがわかるから協力することの大切さが見えてくるのだ。
迷惑をかけてはいけないと言う感覚が人よりもずれていて、ジムで何の気づかいもなく、本能のままにサンドバッグやミットをたたくようなDQNが多数であると、この時期にジムなどオープンしない。私がジムを再開できたのは、まず県の状況が安定してきたこと、必要な物資があること、そしてこれは一番重要なことだが、会員の人たちが常識ある人たちで、自己管理のできた人たちなので、よしこれだったらいけると思ったからだ。高知は落ち着いてきたようだが、しかしまだまだ気が抜ける状態ではない、これからもへたれ、びびり度をさらにアップさせてこの事態を乗り越えていきたい。こういう時期だからわかるが、へたれ、びびりは最大のアドバンテージだ。


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