前にクリスマスが好きではないと言った理由はクリスマスが大虐殺があった日だからだ。聖書の記述によるとこの日ユダヤの新しい王が生まれると言う予言を聞いて、それをねたんだヘロデ王がそこで生まれた嬰児たちを大虐殺した日である。しかしこの日は西洋では人に何かを与える日として定着している。クリスマスにはCMなどでも多くの商品が宣伝され我々の購買欲をそそるが、本来はプレゼントももらうということよりも与えるということが趣旨で、それは人間の罪のために救い主として到来したというイエスの誕生と深く関わっている。うちのクラブもクリスマスには毎年子供をおぼえて何かしている。何かといってもそれは宗教的な意味もないし、口できれいごとを言うだけではなく、ただ何か役に立てればとMTオリーブと言う名前で子供に関連した団体に寄付をしている。クリスマスは子供にプレゼントを与える日だ、そしてプレゼントを与えるのは子供の笑顔が見たいからだ。子供が幸せだということなくしてはこの世界に平和などあり得ない。クリスマスは嬰児の大虐殺があったわけだが、今現在も多くの子供たちが虐待されたり、不幸な環境におかれている。クリスマスの大虐殺と言うのはまさに今起こっている問題の象徴であり、イエスの誕生と言うのはまさにひとりびとりの良心や思いやりを喚起させるための出来事である。メリークリスマスとクリスマスをお祝いするのもいいが、しかしこの日ひとりでも多くの人が少しでもそのことをおぼえるだけでも大きな力になるだろう。