脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

エッセイ

2022-12-05 | Weblog
静岡で園児虐待のニュースが話題になっている。市はそれにかかわった人間を告発すると言っている。でもしかしここでその起こったことに対して厳罰するだけでは問題は解決しない。教育の現場ではこういう問題に関してはいつもトカゲのしっぽきりのような対処の仕方をするが、なぜそのようなことがおこるのかということを徹底的に調査し、問題を深くとらえて、必要であれば職場の環境を整えたりすることも大事ではないか。私のまわりには大学や教育委員会も含めて教育関係の人がいるので、そういう人たちからいろいろと話を聞かせてもらうが、今教育の現場はたいへんで、かなりストレスがかかる仕事である。そういう状況だからこそいろいろと改善すべき点があるのではないかと思っている。
はっきり言ってこういう人間が多数存在するのは環境にも問題があるからだろう。環境が改善されていないから教師の質が悪くなる。今の教育の現場はブラックだ、さらに人権が軽んじられている。教師が体罰や暴言をはくと問題になるが、しかし子供や親はさほど問題にならない。はっきり言ってひどい話はたくさんある。こんなこと常識いやそれをこえて刑法でもゆるされることではないようなことが学校だから公にできないということで我慢していることも多くあると思う。我々の時代は学校の教師になるような人は有名大学あるいは国立大学を卒業した一般的に優秀な人がなるというイメージがあるが、しかし今やどちらかというとそういう人たちは選択しないのではないかと思われるが、本当に子供のことを考えるのであればもうすこし教師に権限を持たせて、職場環境をかえる、そうすることで教師の矜持を保つことも大事ではないだろうか。これは私の意見であるが教育学でもラディカルでよく世の中にとりただされている人たちは学校をコミュニティとしてとらえていない、どちらかというと能力主義で、人によっては教育は金で買える、そのコミュニティだからこそ培われる何かを信じていないようである。今学校の教師がおかれている環境はよくないが、そういう中でどうやって子供と向き合い、教え指導できるのだろうか。教師が尊敬されないと学校に行かなくてもいいという人間が増えてくる。学級崩壊は授業がおもしろくないとか、学校がおもしろくないという問題ではない、根本は教師が尊敬されるかされないかだ。

こういうニュースがでて、相手に徹底的に非があるとわかると、これはおいしいとばかりに正義ぶって糾弾する人間特に政治の人や有名人みっともないし茶番である。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゲオルク・ジンメルの言葉 | トップ | A frog in well will know oc... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事