脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

私は人から見て自信があるように見えるが、そうではない、しかし基準はある。

2021-06-15 | Weblog
コロナウイルスの感染がひろがってきました。現在も多くの人がトレーニングに来てくれていますが、ジムでは必ずマスク着用、道具を使用した後はアルコールで消毒してください。ジムではなるべく大声での会話はさけてください。感染しないとと言う視点だけではなく、感染させないと言う視点を持って、注意して行動してくださいますようお願いします。

最近ふたたび見学の人が増えて来たので、うちはどういうコミュニティをめざしているかということを説明したいと思う。
コミュニティを健全な場とするためには、そこにどういう人たちが集まって来るかが問題である、そのためよく人間を観察することは大事なことである。この人間観察に関しては人によくよく見てますね、時にはえげつないわと言う人もいる。しかし私が人やコミュニティを観察しているのは単なる批判的な好奇心のようなものではなく、自分なりに基準を持って人を判断し、みなさんに喜ばれるようなボクシングクラブにしようとしている、それゆえの観察である。

そして私は人を観察する時、基準を持って考察していることは確かである。よく直感的なことで得意がってあたかもそれがわかったのようにベラベラと語りだす人間もいるが、しかし私はどういう人間がコミュニティに入って来たら問題がおこるとか、迷惑がかかるとか、直観でこうと決めるのではなく、ある種の基準があってその基準を持ってこうだと判断している部分もあるが、おそらくそういう判断がまわりからみて自信を持っていると思われるのだろう。
ジムと言うのはある意味公共の場であるから、そこにどういう人たちが集まってくるかはジムの質につながる大きなissueである。この前も言ったが私が重要視しているのはカントによる意思を持った人、人がどうとか、親玉の顔色を見て善悪を判断するのではなく、もともとしてはいけないこと、そして迷惑がかかることはしないと言うセンスを持った人たちが集まるジムを形成することだ。正直人間はそこまで完璧ではないが、しかし親との関係や教育によって多少なりともそういうセンスを持った人たち(所謂一般的にまじめに生きている人たちのことだろうが)そういう人たちが集まることでジムの秩序はよく保たれていくと言うのが私の考え方である。

モラルに関しても規則や法律に関してもちょっとぐらいだったらいいだろうという、常に灰色の世界で生きている人間を私はDQNと呼んでいるが、こういう奴らが集まると群れの秩序はくずれはじめる。ジムでもけがをさせたり、したりするのが当たり前、やんちゃばなしや武勇伝を特別な経験だと吹聴する、実力差があるのにいいところを見せるためにぼこぼこにしたり、かかってこい的なトレーニングをする、そういうことをする人間が跋扈するとジムにはサル山のような力関係ができてまともな人間が肩身の狭い思いをする、そういう群れにならないために、よく人間を観察し、来てはいけない奴を入会させない、そしてそういう芽が出たらすぐに摘み取る、それが私の一番重要な仕事であると思っている。
私はここに来ている人たちすべてが、できることすべてにトライしてもらいたいと思っている。そういう中で自分たちが目立つことしか考えていないようなDQNが来たら、こういう奴らはすぐに仲間をつくって群れるのでまわりがこわがって実戦練習などできない、躊躇してしまうだろう。
はっきり言うがうちのクラブはDQNややんちゃですのために開かれたジムではない。まじめに生きている女性や社会人の人がここで心から楽しんでもらって、ストレスを発散してもらいたい、そういう目的で運営させているボクシングフィットネスクラブである。


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