脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

Nullus est instar domus(我が家にまさる所なし)

2021-01-10 | Weblog
ジムに入る前は体温をチェックします。37度以上はジムでトレーニングできません。入ったらアルコールで手と指先を消毒してください。アルコールは70%から75%のものを使用しています。 ジムではマスクを着用してトレーニングしてください。尚マスク着用に関してご事情のある方は遠慮なく申し出てください。

私のモットーでもあるラテン語の言葉を引用させていただいたわけですが、家と言うのは自分の居場所、そしてこれは世界各国共通であると思います。話は大学の話になりますが秋田に国際教養大学と言う大学があります。この学校には世界各国から留学生が集まって勉強しているわけですが、生徒は最初の一年間は寮生活をすることを義務付けられています。寮生活とは言ってもそこには世界各国から様々な人たちが集まってくるのですからお互いの文化や習慣も違う、そういう中で違いを認めて受け入れあって交流を深めるのがこの寮生活の趣旨ではないかと思います。うちのクラブも集まってくる人たちも外国人も在籍していますし、性別や年齢職業は様々で、ボクシングをはじめた目的もそれぞれ違います。
競技者としてではなく、ダイエット目的の人もいるし、健康維持として趣味ではじめたと言う人もいるでしょう、しかし目的が違っていてもお互いを尊重し合い、誰にも気兼ねすることなくトレーニングできる場としてこの場を提供することを心がけ、そしてそのためにはボクシングが競技者と言う枠をこえて、健康維持やダイエットの人たちのトレーニングであることも十分に理解し、たかだかダイエットとか健康維持ぐらいなどと言う理解は絶対しない、すべての人にはボクシングを楽しむ権利があると言うことを前提にコミュニティづくりをして行きたいと思っています。
私はハワイと言う異国でボクシングを競技したわけですが、ハワイは土地柄バイレイシャルやマルチレイシャルが多い州です。私自身バイレイシャルであることに劣等感を感じていたわけですが、しかしボクシングと言うスポーツはマイノリティーが生き生きと競技しているスポーツで、そこには何のわけへだてもない、自分の居場所があったわけですが、私がクラブを家と言うのはまさに私のこう言った経験からです。

そして私が一番問題にしているのは、そのコミュニティにはどういう人たちが集まってトレーニングしているかということです。指導者の知的レベルや言葉の質がひくければ、それと同じようなレベルか、それ以下の人間が集まってくる、そしてそういう人たちが集まってくだらないヒエラルキーや上下関係でき仲間意識が芽生えても、それは決して健全なコミュニティではないと思います。うちのクラブの会員の人たちは比較的まじめに学校生活を送ってきた人たちが多いです、私が思うのはある程度自由が認められた中で常識的な行動ができる人は学校生活とは無関係ではないと言うことです。ボクシングのようにはげしい運動量を要するスポーツはマスクをしてトレーニングしたいなどとは思わないでしょう、けれどもみなさんマスクを購入してくださって、協力をお願いした週末には全員がマスクを着用してくださったのですが、彼ら彼女らはやってはいけないことはしない、そして必要なことをきちんと理解してやってくれる、私は特別な場合をのぞいては学校で自分の好きなことしかやってこなかった、いわゆるDQNややんちゃですとのまじめに生きてきた人たちとの差がここにあると思っていますし、やはりまじめな人たちが集まる方がジムは健全い保たれ管理しやすいと思います。もちろんそういう人たちがここに来て協力してくれているのですから、私自身もみなさんをリスペクトし、そしてここに来て我が家のように何の気がねなく楽しく、堂々とトレーニングできるようにしなくてはいけません。そのためにはいろいろなことを学び、しっかりと管理することが私の仕事だと思っています。


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