脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

民族教育は大事か

2021-01-07 | Weblog
ボクサーのイレズミが話題になっているけど、私が面白いと思うのは外国の文化をあげつらって文化だから認めるべきだと言う意見だ。確かにハワイも海洋民族がイニシエーション的にイレズミを入れたりする文化は存在する。でもそれは他民族の文化であって、我々はまず自分たちの文化ではそのイレズミをどうとらえてきたのかということを考えなくてはならないだろう。
私自身はボクシングのルールに関して少し偏りがあると感じている。例をあげるとアマチュアボクシングのルールではひげをのばしたままで試合をしてはならないというルールがある。しかしユダヤやイスラムではひげをそってはいけないと言う宗教の戒律があってそれをかたくなに守り続けている人たちもいる。ひげをのばしたままで試合ができないというのはまさにそういう民族を排除していることになる。さらに前髪の規定も東洋人は髪の毛が固くて失明の危険があるからだそうで、西洋人はこういうものの見方で東洋人を見ているようだが、スポーツにおいても偏見や差別が存在しているのだと疑わざるを得ない。こういったルールはどこから出てきたのかはわからないが、私が思うに国際社会は言ったもんがちの世界だ、マイノリティとか言うけれどそのマイノリティの意見がどれだけ強いか、とにかく言ったもん勝ち、それはスポーツにおいても言えることだが、どうしてもディベーティングができない東洋人は不利、とりのこされてしまうのだ。日本人は徹底的して受け身だ、日韓問題に関しても散々やられてめちゃくちゃにされて相手が徹底的に間違っていると言うところまでこなければ反撃しない、できない、だから問題がこじれるのだ。
国際社会では歴史認識と文化そして宗教を理解することは大事なことだと思う。そういう歴史的文化を理解しつつ自分たちの立場を主張することは大事なことだ。文化や宗教はデリケートな問題である、お前ら俺たちの文化を否定するのかとか、宗教を冒涜するのかと言う意見は不可侵な問題だけに、その部分については理解されやすい問題だと思っているが、日本人は自分たちの守るべき領域を持っていない、ここが弱いから国際社会で意見が言えないのではないかと思っている。英語もそうだが、民族教育は重要で、信教の自由を認めた上で、神道を理解し、他民族の宗教や文化を知ることは必要なことだと思う。
イレズミの問題も大いに議論すべきことだ、ひくとかひかないとか子供じみたことではなくて、文化的、民族的な背景、そしてスポーツの目的などを考えた上で自分たちの立場をはっきりとさせる必要があると思う。


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