脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

"Go and do likewise."  痛みの連鎖

2020-11-11 | Weblog
ジムに入る前は体温をチェックします。37度以上はジムでトレーニングできません。入ったらアルコールで手と指先を消毒してください。ジムではガイドラインを参考に行動してください。また水分補給は十分におこなってください。 アルコールは70%から75%のものを使用しています。

He said, "He who showed mercy on him." Then Jesus said to him, "Go and do likewise." Luke 10:30–37

この引用は”parable of the Good Samaritan” からの引用である。それは敵対していた民族の倒れていた男を助けて解放してあげると言うひとりの男の物語である。そしてここで注目したいのは男が敵対しているにも関わらず倒れた男を助けた理由は、同情したから、原文では強く心を揺れ動かされたから、すなわち彼の悲痛な痛みを感じたからだ。

クリスマスが近づくと寄付の案内が来る。今年はコロナ禍などで食糧危機にある子供たちのために寄付をさせていただこうと考えている。前に言ったが寄付は決してお金が余っているからするということではないと思う。私は痛みを多少そこで感じることができるかと言うことが大事なことだと思っている。少しこれをやるには頑張らなくてはいけないというぐらいの気持ちで、その痛みは小さいがその小さい痛みをともなうことで相手の痛みを多少は理解でき、共有できる、そしてその小さい力が集まってやがて大きな力になると信じている、それがドネイションの力だ。スポーツには国境はない、スポーツのいいところはお互いをたたえ合い、尊敬できる気持ちにさせてくれること、気持ちを分かち合うことができることだ、そして世界に目を向けると言うのは観光スポットやスポーツだけに目をむけるのではない、むしろ今起こっている悲惨な現実が世界で起こっている大多数な出来事である。勝手な意見かも知れないがスポーツをして、世界に出ていくと言うことは、そういうことにも目を向けて痛みを感じることも必要なことで、それがクーベルタンの言うオリンピズムの精神であると思う。ピーターシンガーがその著書「The life you can save」中で「基本的に、人間は物を消費してゴミを増やすだけの人生より、もっとましな生き方をしたと感じたいんじゃないか」と言っているが、私も同様、この国ではいろいろなことがあったが、今こうして自分は日本と言う国で生かされているのだから、何か人のためにできたらいいと思っている。


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