ここでは高校生を含む髪を染めた子供の入会は固くお断りしている。ひとつはうちのカラーにそぐわないこと、そしてもうひとつは私が非常に不快であるからだ。集団においてはコモンセンスを持つことは非常に大事だ。oxfordの辞書に「the ability to think about things in a practical way and make sensible decisions」と書いてある。これぐらいの英語は訳す必要もないので訳さないが、コモンセンスとは基本的には相手の迷惑になったり害にならないということ、そしてそれは不快にさせないということも含んでいると思う。即ち自分がどうかということではなく相手がどういう気持ちになるかどう受け取るかということだ。校則なんて意味がないと子供は言うが、しかし社会と言うのは学校よりもたくさんのルールがある。校則なんて必要ないといちゃもんをつければそれなりの屁理屈もこねることができるが、しかし校則は子供が守らなくてはならないルール、それを守ると言うことはそれなりに意味があると思う。校則もまともに守れないような奴が社会のルールなんて守れるはずがない。アウトローくさい奴が社会にルールを勝手に自分で解釈したり、どっちともとれるような灰色の立場を好むというのはそういうアビリティがひくいからだ。
最近小学生でもど派手に髪を染めたり、奇抜な髪型をしているらしいが、はっきり言ってこれは教える側から見たら非常に不愉だ。自分勝手な親は校則を無視したりすることも個性だとか、犯罪者のような屁理屈をこねるが、校則を破るような子供がしかも堂々と授業に出てきて、おまけに騒いだり、人の話を聞かなかったりと言うのはある意味教師にとっては屈辱であると思う。親は何を考えているのかはわからないが、こういう輩は底辺の考え方はできてもまともな立場は理解できない。そういう時期から目立つとかかっこいいとか中身のない個性を表現するのは、小さいころからマナー違反を教えているのと同じ、DQNはなぜアホだと思われるのにああいう恰好をするのかわからないが、せめて子供には常識的な髪型やかっこうをさせるのが人として正しい教育ではないかと思う。
格闘技の集団は逆らって生きることがかっこいいというようなことを常にほのめかしているように見える。ど派手な格好、挑発的な髪型や態度、もっと知的な面を強調しろよと思うのだが、私から見たら中身がない人間はそういうアウトローくさいうさんくさいことをひっしでかっこよくしようとしているように見える。