脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

Ask, and it will be given to you

2015-04-12 | Weblog

うちのクラブの80パーセントは健康維持かダイエット、しかしそれでもおもしろくなってきたからと試合に出る人もいる。私はここは健康維持とダイエットのためのクラブであると公言しているので試合には関与しないのでトレーナーたちが中心になってやってくれているのだが、しかし実のところを言うと試合に事もかなり気になっている。特に試合に出る人はもう長い付き合いがあるので特別な思いがある。その人間が一生懸命頑張って試合に出てくれることはうちのクラブにとって非常に大きなことだと思っている。

HIのトーナメントの一番最後の試合での話だが絶対勝てると思っていた相手に完敗。そのころ私はHIでも結構強いと言われ、おまけにギャラリーもたくさんきていたので判定で勝者レッドコーナーと言われた時は本当にショックであった。私が今までに一番根性がいったのは実を言うとこの負けを認めることだ。この試合が私のラストマッチだったので区切りをつけるために相手のところに行って「Thank you」と握手の手を差し伸べた時は足が震えたぐらいである。でも今はその負けを認めたからこそ自分がある。負けを単なる屈辱として残したのではなく、リセットしたからこそボクシングを私の人生の糧とできたのだと思っている。

ある人は「俺負けるのがいやなんです」と言ったが負けてしまった。しかし負けてもそのことを受け入れまた今度は頑張りますと言ってくれる。そしてそのことは彼を豊かなものにしてくれているのだが、私は彼がそういう体験をするたびに彼の一回り成長した姿を見ている。、こういう人間がうちのクラブを引っ張って行ってくれるのにふさわしい人間だ。こういう姿がある限り勝ったとか負けたとか関係なくクラブの人間は思いっきり応援してくれる。だから自分を信じるのではなく、MOBの支えてくれる人間たちを信じて頑張ってほしい。この前I believeの語源は自分を確かなものにするという意味がある。すなわちI believe in Godだと神において自分は確かなものとされると言った。人間なんて弱いものだ自分を信じろなんて言ってもはっきり言って世の中で一番不確かなものは自分であって、その自分を信じるなんて言うことは日常の生活をおくっている私たちにはできないことだ。しかし自分ではなくその一生懸命やろうと頑張ることをたたえる自分たちを信じてほしい。勝っても負けてもそんなことは関係ない、その人にはいつでも暖かくむかえてくれる場があって、また再び試合に出るときは応援してくれるだろう。その共同体であるMOBを信じて自分のためにボクシングを競技してほしい。

 


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