脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

Im kinda fabyon?

2012-10-13 | Weblog
今もあるのかわからないが、昔仮面ライダーショーとかいう子供むけのショーがあったのだが、その脇役というか所謂怪獣役のアルバイトがあった。高校の時の春休み、そのアルバイトは当時にしてみれば時給がかなりよかったのでさっそく応募、そして私たちは採用された。
私はどちらかというと偉そうにしているわけではないのだが、当時非常に生意気に見られた。
つっぱっていたわけでもないし、無理にそうしていたわけでもない、たぶん日本人でいうところの従順性がないからであろう。
その世界もどちらかというとオタク系体育会の世界であったので、先輩的な人をたてるというルールのようなものが暗黙の内にあったと思うのだが、しかしそんなことをあまり気にしなかった私は露骨に嫌われてしまった。
そのショーは2回あってそれぞれ15分、その十五分のクライマックスで、怪獣は正義の味方にぼこられて退散していくのだが、しかし彼ら彼女らは、その時をチャンスとばかりに、私をぼこるときにやや本気モードでぼこぼこにしたのだ。
ぬいぐるみと言えどそれでも本気でなぐられればかなり痛い、こいつらこれぐらいだったらというような加減をしっているのだろう。しかも当時は仮面ライダーと言うひとりのヒーローが一人で戦って悪をほろぼすのではなく、戦隊もので5人そろってやってくるのでだからかなり痛い。その時バイト料があるのでこれぐらい我慢しなくてはと思っていたのだが、しかし終わってからも固まって結託している様子に、私はかなりいらだっていた。
しかし2回目のショーで自体はかわった、最初は順調にとらえられていた子供を助け、そのザコの怪人をやっつけて、さあ次は親玉の怪獣を倒す番だ、そして会場からは子供の声援が、しかしいっせいに怪獣に飛びかかった時、歓声がどよめきに変わった。
ここからがショーの見せ場である。悪である怪獣を正義の戦隊が倒すことを誰もが期待していたであろう。
がしかし何と戦隊が怪獣に飛びかかった時に、こともあろうか怪獣が持っていた棒で反撃、そしてそのリーダーである赤をたたきのめしてしまったのだ。
たぶん棒で背中を一撃したので、その痛さにその赤はうずくまっていたのだが、その時、たぶん会場は静まりかえっていたと思う。
しかしその静まり返っていた会場で、悪の隊長が一言「ひとまず退散だ」と言って、わたしはひっぱられるように連れて行かれたのだが、正義の味方がやられているのに怪獣がひとまず退散と言うのは笑える。
それでもその時その司会者の進行で無事と言うか何とかショーを終えることができたが、しかし私は責任者から「お前は子供の夢をつぶす気か」とめちゃめちゃおこられ、ショーをぶち壊しにしたと言うことで、バイト料をもらえなかったと思う。
もういい年になったのでこういうことはまずないが、しかし若いころは結構こういう大胆な行動に出たことも確かだ。
外国人と議論していて、東洋人を見下しているように思えて、机をひっくり返したこともあるし、その当時の私はこういう議論する場では、イエローカードとレッドカードの連続であったように思うが、こういうことも今だから言えるはずかしい話だ。
ただこういうことを繰り返していてはただのバカだ、こういう失敗を繰り返して議論すると言うことは、こういうことなんだということを学んだことも確かである。
若気の至りと言う言葉があるが、若いうちはある程度感情に任せて生きることも大事なことだ、若気に至ると言っても本能に身を任して、人を傷つけたりすることは決してしてはいけないが、しかし考えて悩み、そしてそういう失敗を繰り返して学ぶことも多いと思う。

基本的に私は集団でかたまる奴が大嫌いである。
自分たちではかたまっていないというが、しかし私からみたらほとんどのスポーツクラブは固まって存在している。
日本人のグループと言うのはやたらルールが存在して、気を遣わなくてはいけない相手と言うものがいる。
そういう奴がきたらやたらぺこぺこして、明らかにそいつはバカでもそこでは偉いという扱いを受けるのであるが、ボクシングでいうところのそれだけしかできない何とか大会優勝とか何とか何位と言うような奴らだと思うが、日本人は優秀な民族だと思っているが、群れるとそういう猿のような組織ができるから不思議であるが、それは猿のような奴だから集まるのだろうか?
ここのクラブのいいところはそういう猿のようなヒエラルキーがないと言うこと、はじめてでもボクシングに興味がなくてもそういう奴に気を使うことなく堂々とエクササイズができるということである。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする