脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

パロ ノ(まさにお前)

2012-10-11 | Weblog
ヤンキースの黒田選手がチームでしごき体験について語ったそうだ。自分が小学生から大学まで野球クラブに属してやってきたことを淡々と語ったのだと思うが、しかし彼の話は一般の運動系の奴らにはあたりまえの話でも、欧米ではしごきどころか虐待だ、実際それを聞いてまわりはかなりたまげていたようだ。
韓国の犬をたべるという文化も欧米人にしてみればありえない、おどろくべき文化だが、日本の練習中にに水をのまさないとか先輩による後輩いじめなどは、それどころではない、まさにそれは人権問題で、さらに最近ではレイプのような犯罪が集団で毎年おこると言うようなことを付け加えたら、間違いなく日本人のスポーツをやっている奴は異常だと思われるだろう。

私がよく運動系の奴らのことをネタにするが、それははっきり言って異常だからだ。
欧米はスポーツはあくまで楽しむためのものである。だからその好きなスポーツをやっていて、そのことで拘束されたりすることはありえないし、それができないからおこられるなんていうのは言語道断、これでは一体誰のためにスポーツをやっているのかわからない。
私が馬鹿げていると思うのは、基礎練習だと言ってさせる素振りである。
小学生から基礎練習だと言ってそういう退屈でくだらないことをさせてどうするんだと思うのだが、やらせている奴は大真面目に子供の頃から基礎を身に着けるなんて思っているが、しかし小学生のうちは将来何をするのかわからないのだから、まずはスポーツの楽しさを教えることが第一である。
欧米ではまず実戦形式を通して練習をさせているそうだが、子供たちが競技しているスポーツも3つ4つと複数あり、スポーツ科学的には子供の時から一つのことを徹底させるよりも、たくさんのことをさせるほうがバランス感覚を養う上では最適であり、バランス感覚と言うのは最近言われてきている体幹をきたえることだと思うが、しかしそれでも基本を徹底させるなんて言うことを言う杓子定規の奴は結構いると思う。
基本とか型なんてぎゃあぎゃあ言うような奴はたぶん英語が理解できない。
たぶんコンプレックスを持っている奴もいると思うが、スポーツと言うのはまだまだ欧米から学ばなくてはならないところが多い。ルールなどを決めるのもまさに英語だ。
しかし英語ができなくて、横文字を見ることがないので、そういう動きにはついていけない、だから未だに軍国主義的な縦社会の考え方が色濃く残っているのだと思うが、監督の言うことに対して「ハイ ハイ ハイ」と芸のようにうなづいている奴らを見たらそう思わざるをえない。

欧米の人間(韓国人も含む)と話す時は、日本のように話しを最後まで聞いていてはだめ、おかしいと思ったら相手が話している途中でもあいての話のこしをおってでも話さなくては、意見など聞いてくれない。
とにかく俺の話を聞けと言うような態度で意見を述べなくてはだめだ。欧米人がゼスチャーが大きく、声がでかいのはそういう文化があるからだと思うが、縦社会では従順さを押し付けられ、まず人の話を聞けと言われるので、日本のような縦社会のクラブでは、そういう人間と対等にはなせる人間なんて育てることはできない。いわゆる国際社会で自己主張できる人間などめったに出てこないのだ。
いいとかわるいということをぬきにして、金を持っている日本人が海外で幅を利かすことができないのは、英語ができないのと、こういうディスアドヴァンテージがあるからで、まさに縦社会のクラブと言う社会はこういうことを助長させる悪弊であると思っている。
誰も日本人は内弁慶だとは気づいてはいないのか?国内では偉そうにしているが、しかし海外では何も言えない。本当になさけない。日ごろのあのえらそうな態度はどこにいったのだろうか?はっきり言って海外で一番頼りにならないのは日本人ではないかと思っている。

よく韓国も縦社会で先輩の言うことは絶対ではないかと言う人がいる。がしかし向こうにはッタジダと言葉があって、これは日本語では「問いただす」と言う意味があるが、もともとは「理性を持って抗議する」という意味があるそうで、先生や先輩が間違ったことをしたり言ったら問いただすことができる特別な言葉だ。
この前韓国人の小学生の子が、独島は日本のものだと主張して侮辱罪に問われていたが、ああいう雰囲気の中でひとりしかも小学生が主張するのはこのッタジダという文化があるからだが、韓国人は昔からそういうところは日本人よりも大胆で勇気がある。
たぶん私自身もこれをを強く受け継いでいる。
それは私のハラボジから受け継いでいて、私のハラボジは相当インテリだったらしいのだが、みんなハラボジのことになると多くを話さず、最近では彼が教えていた大学をおわれたと聞いているので、政治犯であったのではないかと疑っているが、たぶん私は彼の血を強く受け継いでいるのだと思う。





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