そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

タリバンはテロリストか?

2007-10-18 | イスラエル

時折、このブログで書いたことをもう少し幅を広げて、オーマイニュースに投稿しています。剛腕小沢一郎の復活には危険な香りがします。そこで書いた記事が、非常に多くのアクセスがあります。ちょっと見て、読者の「この記事に一言」を見ていただきたいと思います。http://www.ohmynews.co.jp/news/20071015/16099

タリバンは、極めて純粋なイスラム教徒の集団です。宗教団体が理念を高める過程で、権力者になりイスラムの教えを必Mullah_dadullah_directs_the_taliban要以上に徹底させたと言えます。

彼らを、「テロリスト」として国会では論戦が進んでいます。タリバンはテロリストなのか?アメリカが、9.11の報復としてアフガニスタン攻撃を行う以 前に、彼らは一度も「テロリスト」と呼ばれたことはない。逆に言うと、アメリカの攻撃を受けて政権を失ってから彼らはテロリストになったと言える。

ソビエトのアフガン侵攻に抗して、彼らを支援したのはアメリカではなかったか。アメリカの「敵の敵は味方」論理が、タリバンSoldieralone を増長させたことを想起せよ。

タリバンが、政権内で行った非人道的行為や殺戮を肯定するものではないが、アメリカのブッシュ大統領が、テロリストと呼んで以来、彼らには反論の余地さえなくなったのである。タリバン即テロリストなのである。テロリスト即悪である。

集落や家族を殺戮され財産を失くした人たちが、アメリカを恨み銃をとるのはタリバンならごく自然なことである。宗教的に純粋な、彼らが武力で屈伏するとは思えない。インド洋上で燃料を補給すると、彼らがテロリストでなくなる論理は陳腐である。彼らにも、平和な時間と豊かな営みを行う権利がある。そうすることが、本質的にテロリストを失くす行為である。

小沢一郎が自衛隊を派遣したいと言った、ISAFはヨーロッパ各国を中心にした、タリバン掃討部隊である。3年ほど攻勢をMr_ozawa_has_seen_his_democratic_pa見せていたが、ここにきてかなり不利な戦況が報告されている。ここに自衛隊を投入することは、交戦を禁止している日本国憲法に抵触する。

国連軍の規定が、憲法発布当時には存在しなかった。(当時は国際連盟であるが)だから国連軍なら、憲法に抵触しないと言うのはかなり度の過ぎた解釈である。

憲法に記載されていないこと、あるいは「憲法不作為」については、理念から判断するべきである。憲法の理念は、戦争の放棄であり交戦権の放棄である。小沢一郎の考えは危険である。

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