万能細胞作成の道はいくつもあるのではないかと思われてきたが、日
本の若き研究者が新たな道を拓いた。きっかけは彼女の発言通りに、偶然であるかもしれないし、幸運もあるだろうがそれも数多くの研究機会の中から捉えた成果と言えよう。
山中教授のiPS細胞より初期化が簡便で、酸性液に浸すだけで成し遂げたようである。遺伝子をいじらない分、がん化のリスクが少ないと推察されている。
更に、胎盤への変化も確認され、より一層受精卵に近い存在と思われる。その分、応用への範囲が広がることが予測される。
特定の刺激によって引き出されたことであるから、刺激惹起性多能性獲得した細胞、STAP細胞と呼ばれる。山中教授のグループも、この手法を採用するようになるのではないか。
最も危惧されながらも待たれるのが、臨床への応用である。かなり先のことになると思われ、iPS細胞もやっと今年あたりに眼底細胞へ応用されるようである。再生医療への道は期待されながらも長い道のりになるだろう。
彼女に次ぐ研究者がいずれもっと簡便な方法を、見つけることも考えられる。生命倫理のタブーへより一層近づくことになる。そうした意味でも遠い道のりになるだろう。
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