そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

自民党は再生困難

2009-09-08 | 政治と金

自民党の議員総会が開催されたが、首班指名でもめにもめた。選挙大敗の責任者の麻生現総裁の記名を拒否し白票を投じるべきとする議員と、総裁を書くのが当然とする連中の対立がまとまらなかった。そこで、議員総会の議長の若林を記名することになった。自らの総裁ではなく、Photo 全く総裁どころか党務とは無関係を記名するそうである。

麻生は「皆でまとまったからこれでよい」と、選挙直後には「当然総裁である私の名前を書いてもらう」といったことなど忘れてしまったような発言である。記者会見で、若い女性の記者に毒づいてみたりと、全く無神経な人物である。

自民党の衆議院議員は、民主党議員より8歳も平均年齢が高い。119名のうち女性が僅か8名しかいない。平均当選回数は5回以上と、143名の新人を抱える民主党の倍以上である。要するに、年寄りのおじさんばかりで構成された党になったのである。未来を志向するには相当の努力がいるだろう。

日本の民主主義が2大政党体制になることは良くないことだと思うが、巨大化した民主党の暴走をチェックするためにも、自民党は健全な形で甦らなければならない。議員が激減し派閥力学も通用しなくなったのに、相変わらず派閥の領袖や閣僚経験者たちが暗躍している。

いっそう彼らの多くは比例区で当選したのだから、退いて若手に譲るだけの度量を見せて、後進に譲るべきなのである。アメリカ頼りの無策の政策を連綿と続けてきた人物には、民主党の打ち出す政策をまともな論理で崩すこともできはしない。地位協定などはそのよい例である。民主党が公約通りの動きをやれば、裏取引の実態がそのうち明らかになる。

野党としての経験がない閣僚経験者たちに未来はない。古株たちがどのように若手を引き出すかが、今後の自民党の行方を決定することになる。

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