そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

何時までも精神鑑定をする検察に疑問を持つ

2022-12-11 | 安倍晋三

安倍晋三を銃殺した、山上徹也を検察は長々と精神鑑定をしている。欧米では犯罪は個人的な問題と、社会的問題の噴出した場合と分けて考えると、九州大の内田博文名誉教授は述べている。山上の場合は明らかに後者の場合であって、個人の責任の範囲を明かに超え社会が放置してきた責任は大きい。
山上の父は自殺し長男は難病でその後自殺している。大阪府立大学を卒業し、京都大学工学部卒の父と見合い結婚した母は、その3年前に実母も失くしフラフラになっていた。彼女を救ったのが宗教、統一教会である。母は救われるためと、教会に言われるまま1億を超える金額を献金し続けている。一家は破産状態で山上徹也は大学にもいくことができなかった。
事件後も山上の母は、事件が起きたのは「自分の信仰が浅かったため」と、更に信仰を深めているというのである。
山上徹也容疑者への差し入れはすでにコンテナ2台分を越え、寄付額も相当な金額になっているということである。社会的反響の大きさがここにも見える。多くの人は、この事件は社会が負うべき側面が大きいと思っているのである。
先日韓国のキリスト教の司祭の方と、ひょんなことで会う機会があった。韓国では統一教会は宗教とみなしていない、企業と認識している。ソウル郊外の教団施設を見に行ったことがあるが、十字架も見当たらずキリスト像もない。代わりに巨大な文鮮明夫婦の絵がいたるとこに貼ってある。国内では邪教扱いであるというのである。
昨日異例の土曜日審議が行われ、被害者救済法が成立した。多くのことを先送りしたり、未成年者の対策もなく、そもそもが宗教団体としての資格を問うべきであるが、今回はそこにも踏み込ます不十分極まりない。
しかし、これで今後は世界の統一教会の収入の7割を占める日本の事業が極端に滞ることが予測される。事業としての継続が相当困難になると思われる。やがて極度に統一教会の影響は落ちてゆくことになるだろう。
統一教会の支援で当選している萩生田や下村たち安倍のシンパは、次回の占拠から苦慮するであろう。彼らの思想信条も知ることなく支援してきた連中の、政治姿勢や手法がいかにいい加減であったかも証明されたことになる。
それにしても、山上の起こした事件は大きな波紋を政界に、日本社会に与えた影響は計り知ることができないほどである。

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