そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

政権お抱えの専門者会議は、安倍晋三の体たらくを容認してきたのである

2020-05-07 | 安倍晋三

5月4日の東京都内の感染者数は87人とまずまずの人数だったが、地域医療機能推進機構(JCOH)「東京新宿メディカルセンター」で、入院患者13人と看護師・看護助手11人の合計24人が新型コロナ感染が確認されている。この病院では、これまでにも医師と看護師6人の感染を含め、感染者が30人もなっている。都は「院内感染、クラスターの可能性が高い」としている。
この病院の理事長は、安倍晋三が記者会見する時にぴったりつついてアドバイスする、専門家会議副座長で諮問委員会委員長を務める尾身茂氏である。新コロナウイルス患者を引き受ける病院なので、あってはならないことではあるが、職員の置かれている立場を考えると致し方ない結果ともいえる。尾身氏は専門委員会では、感染症のアドバイスして方針を提案するする立場なので、自身のびょいんがクラスターになったことは不用意であるが同情もできる。そうであっても、立場上国民からは不信の目で見られるのも仕方なかろう。
しかし、自身の病院が補正予算でこのJCHOが「特別枠」として65億円いただくことになっているとなると、話は別である。補助金は、地域医療機能推進機構(JCHO)と国立病院機構(NHO)」が対象になっているが、政府は特別枠ではないと説明はしているが、きな臭い金である。厚労省は、「特別扱いではありません、包括支援交付金によって、他の独立行政法人の病院も同様にカバーしています。」と説明している。JCHO自体が包括支援金の対象なので、別枠の予算を計上する必要はないはずである。厚労省は平然と嘘をついている。
PCR検査のために組まれた補正予算が、たった68億であることを考えると政府の説明は取ってつけたものでしかない。尾身副座長へのご褒美とみられても仕方ない。
本ブログで何度も主張しているが、アドバイスを求められる専門委員会などという技術者集団は、政権から距離を置かなければならない。苦言を呈する立場になければならないず、政権におもねる立場であってはならない。補助金をもらうなら、委員を降りるべきである。
台湾と同じ日に初発感染者がでて、韓国より半月も早かったのに、台湾も韓国もプロ野球ははじまるし、ほどなく勝利宣言をするだろう。ヒトからヒトへの感染は確認されないといって、3カ月も何の手も打たずにもたもたしている安倍晋三の体たらく一つ、専門家会議は指摘することができない、お抱え団体でしかないのである。

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