そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

協調どころか対立を煽りウクライナ戦争をさらに深刻化さすG7

2023-05-19 | 国際・政治
サミットが広島で開催されたことは評価に値する。但し彼ら首脳たちが、核兵器の脅威、実態を深く認識してくれればである。
明後日、ウクライナ大統領がG7に合流するとのことである。サミットと言っても、欧州機構の事務局2名の参加でメンバーは、NATO色が更に濃くなった感がある。G7は国際協調を掲げるが、実際にはロシアが強く反発する集まりとなっている。そこへゼレンスキーまでも招く。
この集まりは、ウクライナ支援の集まりである。ロシアの勝利など誰も望んではいないであろうが、プーチンの失脚以外にロシアの敗北などありえない。
ウクライナの反転攻勢が始まると言われている。戦禍の拡大が進むということである。今最も求められることは停戦でしかない。ロシアの敗北がない以上、あるいは戦況が手に負えなくなれば、プーチンは核のボタンに手をやることは十分考えられる。広島サミット参加国の為政者たちは、考えが及ばないのであろうか。
我々が正しいだけでは、協調などできるわけもない。Sanction は「経済制裁」と日本語で訳されているが、本来は「神聖にする」とか、「法的な認可」という意味である。経済だけに頼った Sanction では、ロシアにの反発を招くばかりか、効果は国内弱者に集中することになる。
実際アメリカなどの呼びかけに応じて、ロシアの経済制裁に加わっているのは
、国連加盟国の3割程度でしかない。経済制裁すら成功していない。アフリカ各国は、彼方たちの戦争だから我々にまで影響を及ぼさないでくれと言うのが本音である。
ウクライナ戦争を調停する可能性のある、国連やトルコには力量が不足しているし、中国の呼びかけにウクライナ支援国家は耳すら貸さない。
戦争当事者は、戦争は勝つまでやると言い張る。双方である。ロシアに理がないと言ったところで、多くの人命が失われてゆくのである。

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