今年行われるアメリカ大統選挙は、ブッシュの共和党はすっかりイラクなどを巡って国民の信頼を失ってしまった。ブッシュは史上最悪の大統領の烙印が、後日されることになるであろう。
つまり、次期アメリカ大統領は民主党の候補がなることになる。クリントンとオバマがその指名争いを巡ってかつてない、熾烈な戦いを行っている。女性初と黒人初の大統領の争い、選択となっている。先行したクリントンは、ここに来て苦しんでる。
2月5日の、スーパーチューズデーに向けて、今回のサウスカロライナの戦いが注目されたが、オバマが圧勝した。オバマが黒人層を確実にまとめて55%、クリントンが僅か27%しか獲得できなかった。
オバマ候補は勢いづいて、「この戦いは宗教や性別でもなく、黒人か白人かで もない。過去か未来かの選択だ」と、勝利演説をした。ヒラリー・クリントンは、涙で少し持ち直したようであったが、中傷合戦がマイナスに働いたようである。この勢いはこのまま続くものでないかと思われる。
つまり、次期大統領はオバマ氏で決まりと言うことだろう。彼が大統領になれば、多少の曲折はあると思われるがイラクから任期内に、アメリカ兵を撤退することになるであろう。
クリントン元大統領が、パレスチナ 和平に熱心なだったことを考えると、多少中東情勢も変化するであろう。今大きな問題を抱えている、アフリカ諸国にも黒人大統領に多少の変化が起きるかも知れない。北朝鮮問題は、新しい韓国大統領とでプラスマイナスゼロと言うところかも知れない。
しかしながら、アメリカは基本的には変わることはないものと思われる。