そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

これが安倍晋三の目指す国家観の姿である

2019-06-23 | 安倍晋三

この表は脅威である。政府などが示す経済指標にはない数字、指標を分析したものである。庶民感覚に近い表で、やっぱりそうかと思うのが実感である。
しかし、詳細に見るそら恐ろしくなる。近代化とは富の分散、平準化が進行した歴史ともいえるが、安倍晋三になってそれが全く逆に舵を切ったといえる。1億円以上の役員報酬はたった6年で3倍になっている。所得税の減額も相まって彼らがどれほど手取りが増えているのであろうか。富裕層上位40人の平均資産も、資産1億円以上の金融資産も、僅か6年で倍に膨れ上がっている。庶民には想像できないお金が、富裕層に流れていることが解る。
その一方で、過労自殺・精神疾患が1.38倍に、貯金ゼロ世帯が1.29倍に増えている。国民一人当たりの名目GDPは、19%も減って、労働分配率も15%減っている。名目賃金は、富裕層が膨大に膨らんでいながらほぼ変わらないのは、貧困層がさらに貧しくなっているからに他ならない。富裕層の金は品構想から流れていることが解る。
自民党献金が1.78倍になり、軍事費が1,12倍であるがこれは予算額であってアメリカ軍事産業への未払い分は含まれていない数字である。
安倍晋三政権のやったことは、近代になって多くの国が進めてきたこととは真逆のことといえる。情報公開や検証は民主主義の根幹であるが、為政者が自らにとって不都合なことは、隠ぺいする改ざんする公開しない。政権は上意下達の一本道しかない。意に反した事実は認めない。さらには、個人的に身近な人物、同種の思想の人物などだけで周辺を固める。小選挙区制と政党助成金で、政党は一色に染めてしまい、多様な意見の論争を許さない。
これが安倍晋三や日本会議が目指す国家観の姿である。
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