そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

安倍晋三の未来への贈り物

2014-03-06 | 安倍晋三

もうすぐ東日本大震災から丸3年となる、3月11日が来る。震災の傷跡は余りにも大きいが、原発がばら撒いた放射能事故は、時が経るにつれて深刻さを増すばかりである。
国会の予算委員会で、安倍首相はオリンピック招致での演説を問われて、「どのような状況になっているかを把握しているという意味で、コントロールされている」と述べた。ウソである。
放射性汚染物質が外に出ていないという意味で、世界を惑わす演説を行ったのである。
現実には、相当詳しく報道をチェックしている人でも、類似の事故が絶え間なく発生していて、事故内容を区別できないほど連続して起きている。ほとんどが稚拙な事故である。
思い起こせば、野田首相が終息宣言を行った滑稽なパフォーマンスもあった。為政者は、原発事故を覆い隠したいのであろう。
そもそも、事故そのものの発生過程が把握されてもいない。津波など関係なく、地震だけでPhoto今に至っていることも否定できていない。
言葉を変えてはいるが、原発を基礎的エネルギーに位置付けて、17基の原発の再稼働へといよいよ歩き出そうというのである。
安倍は次世代に、余りにも大きな負の遺産を残す決断をしたことになる。放射性障害の現実も覆い隠されているフシがある。福島の子供たちの甲状腺障害、脈管系の障害それに奇形の発生などは、因果関係がはっきりしないとか、調査対象の範囲のかく乱などがあって良く解っていない。
毎週金曜日に、国会周辺の反原発デモも次第に勢いを失っているようである。為政者たちは、反原発の熱が冷めるのを待っている。そして事実そのようになっているように思われる。安倍の思うツボである。

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