イスラエル海軍が、トルコを主体とするガザ支援の人道支援艦船を月曜の朝、攻撃した。イスラエル海岸から64キロ離れた、公海での出来事である。ヘリコプターなど で急襲して、15人の支援者が殺害された。
医療品やセメントなど1万トンを搭載した船は、イスラエルの港へ曳航されたようである。ハマス憎しのイスラエルは、ガザを武力封鎖を解いていない。
自らが、民族の存亡に曝されたナチの弾圧・大量虐殺を経験しているのであるが、イスラエルは次第に無法者国家へと変貌しつつある。2000年前の土地に国家建設をすることが、どう考えても無理だったのではないか。武力依存の解決策しか持ち合わせない国家になってしまった。
今回のNPT核拡散条約でも、アメリカの庇護のもとで、核保有国としての立場を曖昧 にさせたままである。この国はどう考えても核保有をしていると思われる。核実験など、アメリカが陰になって支えている。であるからこそ、まるで我が侭坊やのように、近隣国家との武力差を存分に見せつけて、あらゆる問題の解決を武力で行うようになった。イラクの核施設を空爆した、オシラクオプションなどその典型的な事件である。
国際法も人道支援もあったもではない。ガザの現状を考えると極めてアック質な無法者国家へと、イスラエルは進んでいるように思える。ユダヤ人はホロコーストから何を学んだのであろうか。