そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

「敵基地攻撃」能力なんて再軍備、軍事強化の御託でしかない

2023-02-16 | 平和

今の時代、見え見えの軍事基地などどこにも存在しない。しかも攻撃されれば致命的な打撃を受けるような、基地など存在しない。あるいは攻撃被害は織り込み済みでなければ国防にはならない。単独の軍事基地などで攻撃することなどありえない。
少し前までは、迎撃ミサイル基地イージス・アショアなどと銘打った、巨大な軍事施設の建設を安倍政権は盛んに訴えていた。ミサイルが極端に進化した現在、迎撃なっできるはずもないとやっと気が付いたようで、いつの間にか建設を断念している。
ミサイル迎撃を諦めた代わりに、持ち出したのが「敵基地攻撃」である。迎撃より確率が高いかもしれないが、確実に戦闘状態になるということである。
政府にい分は、敵の攻撃を確認したらやられる前にやるというものである。明らかな専守防衛に反するが、明らかに攻撃するとわかったら、敵基地を攻撃すると言い変えている。
攻撃準備があからさまになるように敵は攻撃準備するだろうか? あるいはフェイクの準備をして、日本が先制攻撃になることを演出することだって可能である。
そもそも敵のミサイル発射が潜水艦や移動式のものだったり地下式なら、もうそれだけで攻撃は不可能というより他ない。軍事基地しか攻撃しないとも政府は言うのであるが、基地が民間の住宅の中や近くにあれば、政府の主張は単なる御託にしかならない。
そしてこの攻撃必要の論理は敵も同じ主張をすることに、独りよがりの自民党政権は気がついていない。いや、気が付けば軍事拡大の障害になるから、見て見ないふりをしているだけである。
本ブログで何度も指摘しているが、日本を本気になって攻撃するなら、原発攻撃が最高である。日本を自分たちが作った、核物質が拡散することになる。迎撃するにはあまりにも原発が多すぎる。
北朝鮮が主な仮想敵国になっているようであるが、この国は暴走国家であるがかつての日本のような侵略国家などではない。この国が日本を攻撃する目的も定かでない。彼らには核やミサイルああるが、兵站を戦う戦士も武器もそもそもがない。仮に日本を占領したところで、何をすることが出来るか。
北朝鮮の脅威は妄想でしかない。軍事費の10%でも痕国を経済援助し、平和である方が余程安上がりで、人を殺すこともない。
中国についても同様なことが言える。中国の敵基地攻撃は、北朝鮮より一層困難である。あまりにも広すぎるし、そもそもまともに戦って勝てる相手などではない。
日本は安倍晋三が外交交渉を放棄(失敗などではなく放棄して)して、この二国にロシアを加えて、”敵”に祀り上げたのである。
「敵基地攻撃能力」は、「外交の放棄」の別言語である。それはアメリカの捨て駒になるための準備でもある


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