そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ウクライナ問題は、よくある地域紛争でしかなく、アメリカが煽っているだけである

2022-02-15 | ロシア

ウクライナ危機は茶番劇であると、本ブログで指摘した。いよいよその姿が鮮明になっている。一義的には、プーチンが国内に向けてとったパフォーマンスである。何より民族問題で、やや地域の広がった
ウクライナ東部のロシア系住民が多いドネツク、ルガンスクの2州が、「東部2州のウクライナからの分離独立とロシアへの併合」をプーチンが支持してくれることを待っている。プーチンはロシア国内の世情を煽って、ロシア国民は2州の独立か併合をEUが拒んでいると演じさせている。クリミア併合で味をしめたプーチンは、2州の併合をロシア議会に決議させるかもしれない。
そんなことをしたら、台湾や抱える習近平は大喜びで全面支持するに違いない。ウイグルやチベットなどの民族問題も封じ込めることも出来る。
天然ガスの供給受けてるEU諸国は、プーチンのご機嫌を見ながら、ロシアの拡大に懸念しウクライナのNATO加盟をしたいのである。
アメリカの経済制裁は天然ガスの遮断であろうが、中国が受けてくれそうであるから、ロシアに対する経済制裁は限定的なことしかできない。ウクライナ騒動は、民族問題を背景にした、東西冷戦構造の時代に削られたソ連の回復を目論むプーチンの起こした騒動である。
関係諸国は面子を保ちながらも、戦争などどこも望んでいない。プーチンが頭の上がらないメルケルがいなくなったことも大きい。
その中でも異常なのは、何とか紛争が起きて欲しいアメリカの行動と発言である。バイデン大統領がEUやNATO諸国の指導者とビデオ会議し、ロシア軍が2月16日に侵攻すると述べたのである。
バイデンはパニックを扇動してアメリカ国民を帰国させた。属国日本もこれに見倣った。
ウクライナ問題は、よくある地域紛争でしかなく、アメリカが煽っているだけである。

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1 コメント

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大人は自分が見てきた歴史を語れ (わんこ)
2022-02-16 05:11:47
 いつも拝見させて戴いております。
 当方50代。冷戦の終わりを、見てきた世代です。
 NATOは軍事同盟で、冷戦の終結によりワルシャワ条約機構共々、存在意義がなくなるはずだったように思います。NATOが拡大しないことは、米ソ合意にあったと記憶しています。
 北朝鮮のミサイル問題も、NATOが拡大してロシア国境にミサイルが配備されることも、根っこは同じだと思います。
 報道は、戦争を自分達を外に置いた娯楽として扱うのでは無く、外交的解決に知恵を出し合えるような方向で行ってほしいと思います。
 いい加減、常にアメリカが正しい側にあるという思考停止は、やめてもらいたいと思うのです。
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