そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

岸田総理の変な所信表明演説

2021-10-08 | 岸田文雄

今日(8日)岸田文雄総理が所信表明演説を行った。
おざなりに先ずはコロナ対策をやると述べた後の、次の三点を取り上げたい。
〇新しい資本主義の実現
過去の政権の新自由主義的な政策を「富めるものと富まざるものとの深刻な分断を生んだ」と指摘したが、これはどう見てもアベノミクスの批判でなければならない。
「成長の果実をしっかりと分配することで初めて次の成長が実現する」と格差是正を図る考えを示した。賃上げを行う企業への税制支援で成長を目指し、看護、介護、保育に携わる人の収入増も打ち出したが、どこが新しいのかわからない。
〇分配なくして成長なし
これは丸々立憲民主党の枝野幸男代表の、「分配なくして成長なし」のパクりでないか。これもアベノミクスの失敗を検証しなければ対策は出てこない。成長なくして分配なしをとってつけたが具体策がない。

この二つは何も新たなものが出てきていない。新しく具体的なもの、富裕層へ新たな増税がなければ、岸田のお題目は見えてこない。金融資産税の導入もしなければ、分配ができないでないか。
岸田は総裁選で、”令和の所得倍増”を訴えていた。今日はこの言葉が全く出てこなかった。総裁選とその後の総辞職と組閣して解散総選挙をするのである。
何もまだ取り組んでいない政権を選挙で評価が下ることになるが、総裁選の主張が所信表明演説にない。奇怪な内閣の評価しようがない。
〇核兵器廃絶を訴えたが・・・
広島出身の岸田は、核兵器廃絶を訴えた。
おや???自民党は、核兵器禁止条約に調印に踏み切るのだろうか??
お手並み拝見と行きたいところである。広信出身なら、河井案里の1.5億円の解明も願いたいところである。
全体に総花的で言葉だけが躍る、みっともない所信表明演説であった。
コメント
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