●汚痔(1-1)
荒れる名古屋、早くも波乱の展開。ゆったりと過ごした日曜日、例によってソファーでごろりと寝始める。家族が起きていたのでエアコンも入っており快適に寝られ、これなら楽勝で連勝と思っていたところ、明け方からワールドカップの観戦でテレビを点けられ、しかも歓声まで飛び出す始末で、当然寝てなどいられない状況。得意の攻め手を封じられ、やむなく明け方からベッドへ移動。完全に立ち合いのペースを乱されてもあっさりと土俵を割らず、何とか組み止めて体勢を立て直そうとする横綱。だが微妙なリズムに折角寝しなにお茶を沢山頂いて張っていた膀胱も前立腺辺りまでは頑張っているものの菊次郎には届かず、無念の黒星。夜中から玉を蹴飛ばしまくる競技で騒がれては、さすがの横綱も平常心を乱されたか。「メッシの気分です」と言葉少なだが、メッシといえば決勝に負けるも個人では最優秀選手。全勝はなくなっても、個人最優秀なら即ち優勝。全勝から「MVP」としての優勝に目標を切り替え、明日から立て直しだ。
●玉椿(0-2)
「いま、夜中に働いてるからね、どうしても眠りが浅くなってね。ちゃんと眠れれば勝てるとはおもうんだけどよ」と土俵を降りるなり言い訳全開。けさは横綱が負けているだけに、せめて並走して場所を盛り上げるのが大関のつとめのはずだが、それすらできないのでは弁護のしようもない。これで綱取りの可能性は完全に消えてしまったが、「もともと優勝じゃなくて勝ち越しが目標だからね」と開き直るのもみっともない。
●蒼狼(1-1)
モンゴルの夏は短い。その短い夏のうちに、冬用の家畜のえさとなる干し草をつくっておかなくてはならないので、遊牧民にとってはなかなか忙しい季節だ。蒼狼も「いそがしいです、ごめんなさい」とまらずもうどころではないようす。