京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

6月の装い~~単衣のコーディネート~~

2013-05-25 14:35:20 | わきごのみ
5月も残り少なくなってきて、いよいよ6月、本格的に単衣になります。


さっき、ブログにアップしようと単衣の着物の写真を撮っていたら
主人が「なんで今頃?」みたいに不思議そうにします。
そう、すっかり頭は夏物や浴衣に移行しているのです。

着物は、お仕立てが入りますので、店ではどうしても少し早めの季節で
ご覧頂くことになり、頭の中は夏物一色

それに今週のような暑さとなれば「もう夏」の気分にもなりますが
実際の季節は、これからが単衣のお着物なのです。



今日はその単衣のコーディネートをご覧くださいませ。












白茶の地色に、品よく横じまが入った小紋に
地紋だけの一色の絽綴れの八寸です。

地紋だけの絽綴れもすっきりと合わせやすく重宝な帯だと思います。






先ほどの染の着物に対して、こちらは織りの着物。

生成りに赤い絣の塩沢に、夏用に織られた紬地の染帯です。


塩沢はシボがある織物ですので、着心地がさらりとして単衣向きの生地のひとつです。
帯のいい色が微妙に出ていないのですが、
夏の着物は白っぽいものか黒っぽいものが多いので
どちらにもあわせやすい色で、こちらも便利な帯だと思います。






6月の単衣、着物は袷と同じ生地になります。
帯は、最近では単衣から夏のシーズンずっと締められるような夏物や
冬帯で、シャリ感を出して単衣までカバーできるような物など
いろいろ出てきています。


小物は、最近の気候を考えると夏物を使いたくなりますが
微妙な季節のおしゃれをするのなら





帯揚はこんな感じの絽ちりめんであまり透け感のないものがピッタリかも・・・。






帯〆も写真の上のものは、夏用でも、やはり透け感の少ないもの。
下は、いわゆる冬用?で通年使えるものですが、少し細身なので暑苦しい感じがないと思います。

ホントに微妙な季節感なのですが、こういうことにこだわるのも着物の楽しみの一つです。





明日と明後日はお休みさせていただきます
よろしくお願いいたします。

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