週末、店の前はあんがい静かです。
さっきクリーニング屋さんに行ったら、時短営業にしていらっしゃってお聞きしてみたら
住宅街にあるからかもしれませんが
朝と夕方の人通りが少ないから、短くされているとのこと。
外に出なくて人とお話しすることがないと、街の様子や小さな情報でも入ってこなくて
人と会っておしゃべりできるように、早くならないかと
こんなささやかこと、日常でも感じます。
さて、昨日の答えです。
「女並寸法」について・・・。解説します。
私がこの業界に入ったころは、まだまだ着物に詳しい方も多く
「私の寸法、女並にしておいてもらったらの結構よ」とか
「巾だけ、男並みにしておいて・・」とか
お客様とこんな会話をすることがありました。
かんた~んに分かりやすく言うと
女並とは、昔の女性の着物の標準寸法のようなものです。
おおよそ、身丈が4尺、裄が1尺6寸5分、後巾7寸5分、前巾6寸で
身長150㎝ちょっとの普通の体型をイメージしていただければ
男並という寸法もあり、こちらは、身長が160㎝ちょっと‥くらい。
裄が1尺8寸、後巾8寸、前巾6寸5分です。
ちょうど私が身長163センチで、ほぼ男並でぴったりサイズ
浴衣など一般的な既製品の着物サイズにも多いです。
今の洋服の感覚で言うと、女並がS、男並がL、その間がMといった感じです。
ちょっと覚えておいて損はないかもです・・
今どき「私は男並みで・・・」なんてサラッと若いお嬢さんがおっしゃったら
「むむ、おぬしできるな・・」って思われるかも~(笑)
こんな並寸法というものがあること自体、着物は融通が利くという事です。
いつも、着付けの観点から私は、ぴったり寸法がきれいで着やすい、着崩れしにくいと
お勧めしていますし、確かにそうなのです。
が、体型というものは、徐々に変わるもので、
洋服なら、年齢とともにウエストがきつくて無理、二の腕あたりがパンパン
なんてことがありますが、着物は身長5センチくらい、体重も10キロ以内くらいなら
着方で何とかなります。
そう思うと「並でお願い・・」というアバウトな仕立て寸法の
注文って、ある意味すごいなと思います。
おおよその寸法さえあってれば、親子で、姉妹で着ることもできますものね。
こうやって考えると、なかなか着物のアバウトさは優れもの
では、今日の問題です。
江戸小紋、着物に興味のある方なら聞いたことがあるかと思います。
Q「江戸小紋には小紋三役という有名な柄があります。その3つの柄をお答えください」
答えは、来週に・・。
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