京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

お客様の着物紹介22~親子三代で・・・

2017-12-05 23:26:13 | お客様の着物紹介
土曜日から昨日まで連休させて頂き、
滋賀で無事に義父の一周忌を終えて東京に戻って参りました。
ホントに一年などあっという間ですね

東京に戻ってくると、友人から喪中はがきが届いていました。
この年齢になると、訃報や親の介護の話があちこちから。
いずこも同じなんだな・・とあらためて感じているところです。


そこで、今日は、いつまでも親が元気でいてくれるといいな・・と感じるお話しを




先月、来年成人式を迎えられるお嬢様の、写真の前撮りのため
ご家族3人のお着付けをさせて頂きました。

左から、お母様、お嬢様、おばあちゃまのA様。

おばあちゃまというには、まだまだお若く気が引けますので
A様と書かせていただきます。

わかりにくいかと思いますので、A様を中心に説明すると、
左から娘様、お孫様、ご自身ということになります。

お孫様がお召しのシックな無地の振袖は、
娘様が20歳の時に、おばあちゃん(A様のお母様)が誂えてくださったもの
帯はA様が求められたと伺いました。
ちょっとややこしいですが・・・
振袖をお召しのお嬢さんから見ると、ひいおばあちゃんが買ってくださったもの・・になります。

背中に大きな花紋がついている色無地の振袖、
衿や上前のおくみ、袖口や振りの部分に深い緑の別布で比翼に見えるような
凝ったお仕立てになっていました。

写真を見ていただけばお分かりいただけるかと思いますが
娘様とお孫様の身長がずいぶん違いますので
振袖と長襦袢は洗い張りをして、お孫様の体格に合わせ
解く前と同じように別布をつけた仕立で仕上げました。

お孫様の個性に合わせ、刺繍の半衿にし、帯揚の色を変え
足のサイズが違いますので草履とバックも、新しくしました。

こうして受け継がれた振袖
お背の高いお孫様に、個性的な無地の振袖が映えます。

せっかくの機会だからと、親子三代で一緒に着物を着て写真を撮りましょうと

着物のお好きなA様は、以前にお求めいただいて手を通さずじまいだった小紋を
娘様は訪問着をお召しになって。

女三人とっても素敵だと思いませんか

お年を召されお身体の具合が少し心配なA様のお母様も、
出来上がったお写真を見られたらきっと喜んでくださると思います。



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