京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

実は・・困っています

2015-11-19 13:41:56 | ひとりごと
七五三や結婚式など、11月は一年の中でも着物を着てくださる機会が多く
着付けを承る事も一番多い時期です。

今年もそのピークがそろそろ終わろうとしているのですが
年々、がっかりというのか、落ち込むことが多くなってきます
理由は、着物が日常から離れたものになっているということだと考えているのですが。


本当ならば、言うべきことではなのでしょうが・・・
あえて・・今日は言わせてください

そして、「お願い事」としてお聞きいただければうれしいです。

着付けの時の着物一式のお持ち込みに対して、実は、困っています・・・。


私が、着付けをさせていただく時間は、慣れているお客様でしたら、
早ければ10分ほど・・・
普通は20分くらいで、着替えや荷物の後始末など考えて30分ほどの時間をいただくようにしています。

実際に着つける時間はそのくらいなのですが
最近は、その前の準備に、とても時間を取られるようになってきました

多くの皆さんが、着物・帯・長じゅばん・・それぞれたとう紙に入れたまま
お持ちくださいます。
箱入りのままの帯〆・帯揚・・ビニールの袋に入ったままの値札のついた下着類・・・

必要な小物類の点検をする以前に、しなくてはいけないことが増えました。
今年もまた、それをしながら
何か違う気がしてきたのです。

お客様が、着付けを依頼されるときに、こうして着付けを依頼したところに「全部投げてお任せ」で
いいのかな?
私が、黙ってこれをするべきなのか、していてもいいのものかな・・と疑問を持ち始めました。
言わないでいたら、これでいいもの・・と気づいてももらえない
私の、悶々とした思いも伝えないと分かってもらえない

ここから書くことは、着物の業界側にいるものの とても勝手な言い分かもしれませんが

もし、着物を着ようと思ってくださった時
これまで着物に対して何も知識がないとしても、
少しでもこの機会に最低限のことを知ろうと思ってもらえたら
うれしいのです。

着物を着るときには、何が必要か・・自分で必要なものを揃える・・
それを覚えてもらうだけでも
一つ知識が増えるのではないかと思うのです。

着付けを依頼するときのエチケットも、この際、知っていてほしい
(私からいう言葉ではないですが、ほかの美容室やホテルでも同じだと思うので・・)


お願いごとです。

*たとう紙から、着物・帯・襦袢を出し、着物の間に挟んである薄紙など
 それから、しつけも取ってお持ちください。
*新品のものの値札や、包装はとって、すぐに使えるようにしておいてください。
*箱ではなく、風呂敷や着物バックなどでお持ちください

こんな基本的なことが助かるのです
そのあと、伊逹衿はどうしよう、帯〆はどっち?などのご相談に時間を費やすのはもちろん
ご遠慮なくなんでもおっしゃってください。



着付けをさせていただくスペースは着付教室でも使用しますし、広くもありませんので
何組もの着付けの予約が入ると、荷物をお預かりする場所に困ります。
なるべくお荷物はコンパクトとだと助かります。
また、たとう紙や、箱など、余分なものをお預かりしていますと、お返しする際に
忘れてしまう場合もあります。

たぶん、当店だけでなく、着付けをお受けする美容室などでも同じだと思います。

私も時代に合わせていかなくてはいけないと考え
こちらからのお願い事をまとめ、着付けの予約の時にお渡しするようにしようと思っています。
少し時間がかかると思いますので、最小限のことを今日は書かせていただきました



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