お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

電車男”新潟”へ その2

2011年10月28日 16時48分18秒 | 旅先で
夜行列車に揺られて知らない街に到着するという僕の旅の原点のような朝を迎えました。新潟駅6番ホームに降り立ち、今乗ってきた「きたぐに」の写真を撮影しているとなぜか同じように写真を撮っている人がたくさんいます。ホームには子供たちを連れたお父さんたちもカメラ片手に何組もいます。そうです今日は日曜日。1時間後にこのホームから「SLばんえつ物語」号が発車するために朝早くからみなさん集まられてました。間もなくホームに客車をつないだSLが現れました。

C57型蒸気機関車がカメラの放列を浴びて停車しています。ホームに客車を従えて止まっているSLを見るのは本当に久しぶりです。京都には梅小路蒸気機関車館があり息子が小さいころは何度も足を運びましたが、駅のホームで蒸気を上げるC57を見るのは何十年ぶりか・・。僕が高校生のころ京都駅から発車する山陰線のC57を何度も撮影に行きましたが(そのころからの鉄ちゃんです。ちょっと筋金入り!です)懐かしくてカメラを持つ手も震えます。定刻カメラの放列をあびて盛大に汽笛をならして盛大に煙をはいて出発です。うーんちょっと感動的風景。また時間ができればちゃんとダイヤを調べて途中駅で撮影したいものです。しばらく新潟駅で特急「いなほ」とか「北越」とか関西で見られない列車の写真を撮ってから新潟の町を散策します。駅前通りを歩いてゆくとしばらくすると萬代橋。

重要文化財の橋です。さすがに日本でも有数の大河「信濃川」の川幅はかなりなもの。朝ごはんがまだなので「朝マック」でもと繁華街を歩きますが何処にもマクドナルドが見当たらない。マクドナルドを探して歩くなんて初めてです。仕方なくモスバーガーで朝ごはんを済ませ、港のほうに歩いてゆくと

佐渡へ行く船が出港準備中です。結構でかい船が就航しています。佐渡へも一度わたってみたいものです。
港の周辺が公園に整備されていて

旧新潟税関庁舎や歴史博物館があります。しかしあいにく雨が降り出します。丁度うまい具合に小さな「観光循環バス」がやってきたので飛び乗ります。このバスが順番に市内の名所を巡ってくれて雨の日の僕は大助かり。「北前船時代館」「新潟市水族館」(日曜日でかなり賑わっている)「日本海タワー」(ちょっとよく解らない建物)「新津記念館」とぐるっと廻ってくれて大体の土地勘ができます。雨も小降りになり本町で下車。このバスの¥200は価値があるなんていいながら今回の最大の目的のお店へ向かいます。

新潟名物「タレかつ丼」発祥の店「とんかつ太郎」です。繁華街のちょっとはずれに食堂風の店構えがあります。カウンターに座り見回すとお店の中は若い女性スタッフが明るくハキハキと接客していてちょっと意外。コックコートのご主人も40代くらいでそれをサポートしている奥様も爽やかな笑顔でまたまた意外です。なんかもっとオッチャンとおばちゃんが民芸風なお店でとんかつを食べさせているのかと思っていました。お客さんも若い女性が多く清潔で和やかな店内風景であります。「かつ丼」をオーダーしてしばし待ちます。

カツが5枚ほど乗ってかつ丼が現れます。このボリュームですが意外にさっぱりと美味しくいただけます。その訳はかつ丼というとどうしてもソースがかかっていたり、卵でとじてあったりのガッツリ系ですが、ここは大胆にも「醤油ダレ」にくぐらせているそうでご飯となじんで軽いあじわいになるようです。こころなしかご飯も新潟ゆえ美味しく感じます。大変満足して店を出ます。つづく。

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