お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

西国三十三か所巡礼の旅 23番 その2

2015年10月05日 19時11分41秒 | 旅先で
朝晩冷え込んできました。今年の紅葉は期待できるかも。
さて巡礼のつづき。温泉の露天風呂についていつも感じるのは女性が優先されているということです。この箕面観光ホテルの最大のウリである「天空の露天風呂」もやはり夜景が眺められる最高にいい時間は女性専用です。ちなみにうちの奥さんも夜景に見とれて昨夜は全然帰ってきませんでした。男性は午前6時30分から10時までの利用になります。朝ごはん食べてるとお風呂に入れないやん。ところで朝食バイキングは午前6時30分から7時30分は空いていて8時ころは30分待ちとのアナウンス。なんとか我々も頑張って7時30分にレストランに行くとすでにトレーを持った人でかなり混雑しています。やれやれ。和洋バイキングなのでまづ洋食から攻めます。ジュース、スクランブルエッグ、ベーコンにフレンチトーストと珈琲でひとまづ朝ごはん。ところがうちの奥さんがここは和食が充実していると再びトレーを持って今度は和食コーナーへ。僕もつられてごはん、味噌汁、焼鮭、出し巻、煮物各種といきます。なんとサンマも焼きたてがあります。僕が朝からサンマなんて食べる人いるのかなー。なんて言うとうちの奥さんが顔をしかめて小さな声で「隣」と。そうです隣のご夫婦はサンマの真っ最中!僕らはサンマまではたどり着けませんでしたが(お腹いっぱい)反対側の隣のご夫婦は3回目でフルーツやデザートまで召し上がっています。みんなスゴイ。チェックアウトにまだ少し時間があるのでその後ささっと「天空の露天風呂」へ。屋上に段々に作られた浴槽から遥か大阪の街が眺められます。しかも誰もいない貸切状態です。最高。でも10時のチェックアウトが迫っている。やはり女性優先にしている筈だ。いそいで戻って本来の旅の目的である巡礼に向けて出発です。ホテルを出ると目の前の川沿いに散策路があり



箕面川に沿って上流へ進みます。お天気にも恵まれハイキング日和です。



結構登り道が続きます。普段はなかなかこのように歩けないので緑を眺めつつどんどん進みます。こんなに早い時間なのに結構帰り道のひとが歩いています。地元の散歩道なのかな。やはり女性は数人のグループで歩いていますが所謂中高年の男性「サライさん」はみんなひとりで歩いています。将来の僕かな・・。しかしもみじの名所だけあって周りの木はほとんどもみじです。これから紅葉の時期は京都に匹敵するくらいの人出になるでしょうね。そして歩くこと3キロほどで



かの有名な箕面の滝が現れます。落差33メートルとありますが都会からすぐ行ける滝なので名所になってるのでしょうね。那智とか華厳とかに較べると(較べたらだめなんでしょうが)小さな滝です。でも周囲の木が殆どもみじなのでこれから秋に向けてスゴイ人になるのでしょうね。なんとすぐ近くに駐車場もあるのでクルマで来る人の方が多いようです。そして滝をみて殆どの人が帰ってゆきます。ところが我々はここからが本番です。この先にある23番札所勝尾寺にむけて山道を歩きます。暫くはクルマが行き交う車道を歩きますが箕面ビジターセンターあたりで山道に入ります。



暫く行くと案内板が出ていて左は「東海自然歩道」右は「自然研究路」とあります。はてさてどちらに進むべきか?



地形図を見ると右に行く方が距離的に短いようです。いざ「自然研究路」へ向けて進め!



自然研究路だけあって結構整備された道が続きます。ただしアップダウンは結構あります。ときどき



山の中の木の生態やらの解説板があり立ち止まっては自然研究をします。



ちょっと「京都トレイル」並みの整備された道は歩いていても気持ちがいいです。



歩くこと5キロ。だんだんお寺の読経の声が聞こえだします。



最後の急な階段を下りると(下りでよかった。これが登りだと最後に息切れがします)



急に視界が広がりお寺の山門が見えてきます。ゆっくり歩いて3時間少々、約8キロの山道でした。つづく。






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