お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

西国三十三か所巡礼の旅 23番 その1

2015年10月02日 15時27分48秒 | 旅先で
十月に入りました。残暑が無かった今年の九月は去年より宿泊予約をいただき月末まで毎日頑張りましたので最後の29日30日とお休みして巡礼に出かけました。西国巡礼も京都市内が終わり徐々に西へ向かいます。今度の23番「勝尾寺」は大阪の北部にある箕面市(みのお)にあります。阪急電車とバスで行けば十分日帰りの範囲ですがあえて非日常を求めて今回は箕面温泉に宿泊することにします。前日のお客様を見送り、ささっと旅の準備をしていざ箕面へ。その前に近くのお店でランチの予定でしたがなんと臨時休業で仕方なく河原町へ。河原町近辺で手軽なお昼を考えると「リンガーハット」と「モスバーガー」しか出ませんが・・うーんそうだ「ミュンヘン」に行こう。喫茶「築地」のななめ向かいのビアホールで日替わりランチといきます。もちろん非日常を求めている我々は「生ビール」も頂きます。そして阪急電車で熟睡!しているとあっという間に梅田へ。乗り換えて箕面線で終点箕面に降り立つとまだ3時です。意外と近い。箕面は初めて降りたのでちょっと駅前をぶらぶらします。大阪の高級住宅地らしく高い建物があまりなく緑も多くてゆったりした町並みです。そして



駅前に「ミスタードーナッツ」の1号店を発見。確かに看板に「001」とあります。別にミスドのファンでもありませんがなぜかウレシイ。その後駅前の高級スーパーの「いかりスパー」とかを見て、うちの近くのスーパーと全然違うとうちの奥さんが呟いています。そろそろ4時なので本日の宿へ向かいます。



箕面の町並みを見下ろすように建つ「箕面観光ホテル」が今夜の宿です。1968年竣工の昭和モダン建築の名作といわれる「坂倉準三建築研究所」の建物で建築好きにはたまらないホテルです。



第一期の建物は全室角部屋になってるそうですが



下からエレベーターでエントランスに向かうと



今では「大江戸温泉物語」のチェーンに入っているわけで元ホテルマンとしてはやはりホテル経営の難しさを感じます。さすが大江戸温泉物語なのでフロントではなく「受付」と表示されたカウンターでチェックイン。たどたどしい日本語のフロント係の名札を見ると「王」さんです。夜の食事は17時と19時がありますがどちらがいいですか?普段晩御飯を食べる時間が22時とかの我々の答えは19時でお願いしますと伝えると、彼女の顔が困った顔になり19時は外国人の団体でかなり混み合うとジェスチャー交じりに説明されます。ちょっとやめといたほうがいいみたいに言われると、じゃあ17時でお願いします。となります。部屋へ行く時にうちの奥さんに食事時間を言うと「えーーっさっきお昼食べたばかりなのに・・ぶちぶち」となります。取りあえず部屋にはいり窓から外を見ると



なんと素晴らしい眺め!今回は頑張って「じゃらん」の和洋室グレードアッププランにしたので町並み側の部屋に通されます。でもなぜかベッドは3台もあり、おまけに和室があるのでたぶ定員6名の部屋にそのまま2人で泊まるという単に部屋だけ広い落ち着かないグレードアッププランなのはさすが大江戸温泉物語ですね。仕方ないか・・。17時からの夕食までにささっと露天風呂に入り17時過ぎにバイキングレストランへ。9月の平日に泊まる個人客なんかいるのかなあなんて思っていると件のレストランの前は行列です。えーーつ。関西最大級の品ぞろえで夕食150品、朝食65品という自慢?のバイキングレストランはまだ夕方17時過ぎだというのにトレーを持って右往左往する人でかなり混雑しています。これで「王」さんのいう団体はいないのでゆっくり食事して頂けますということ?なんてぼんやりしていられません。出遅れてきた我々は100席はある広いレストランの端っこに案内されます。料理卓からかなり遠い!制限時間は1時間半なのでトレーをもって急ぎます。しかし夕食150品というだけあって意外と内容は充実しています。コックコートを着たスタッフが切り分けるローストビーフをはじめ造りも天ぷらも(調理人がその場で揚げてくれます)お寿司も煮物も中華もなんでもこいです。やはりコストパフォーマンスに優れている処にはお客様は集まりますね。女性のグループ(いわゆる大阪のおばちゃん)や家族連れやら我々みたいな中年夫婦やらでなかなかたのしいレストランでした。でも17時からの晩御飯なんていつもはお布団をしいたり朝ごはんの仕込みの真っ最中の我々としては十分に食べれずあえなく終了の時間になります。このあとこのホテル自慢のスパゾーンでお風呂に入り(スパゾーンと言っても昔の巨大スパー銭湯という感じですが)部屋に戻ります。でも



眼下の素晴らしい夜景を眺めつつ明日の山歩きのために早めにオヤスミします。うちの奥さんはこのホテル自慢の「天空の露天風呂」に行ったままなかなか戻って来ませんが・・・。つづく。









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