1歳7ヶ月の息子は、父母に似てアニメーションが好きらしい。というか、両親が好んで見るものを子も好むだけかもしれませんが。息子が自発的に好きなのは鉄道関係の映像。蒸気機関車などが出てくる番組はおとなしくじっと見つめています。ともあれ、それでもやはり息子自身にも好みのアニメーションというものがあるようです。
これは、たまたま映った瞬間に息子が慌ててモニターの方へ飛んでいったという有名な原作をアニメ化した番組。
『ぼくは王さま』
王さまが卵を独り占めにする回。フライパンの逆襲にあう。
息子はこのフライパンが大好きで、はじめて見た時は狂ったように笑っていました。息子の笑いのツボはいまいちよくわからない;
寺村輝男さん原作の名作児童文学『ぼくは王さま』の幾編かをアニメ化したもので、お話は全部で6話。お話の合間に「あいうえおうさま」という「あ」からの50音のそれぞれで短い文章を作ってある、そのアニメーションもついています。とにかく、全体的にとても可愛らしい。私も原作は知っていましたが、こういうお話だということは知らなかった。
もうすぐDVDが出るらしいので、買ってあげようかどうしようか悩み中。
それから、『ムーミン パペットアニメーション』
言わずと知れたトーベ・ヤンソン原作のムーミンのパペットアニメーション。制作はポーランド。ヨーロッパ的というのか、あるいはポーランド的なのか、色彩がとても美しいです。すごい色彩感覚。見習いたいものです。ストーリーも原作に忠実で、キャラクターの性格もそのまま。日本のアニメ版も私は好きですが、こちらの方が「読んでいる感覚」に近いものを感じますね。
さて、息子はなぜか「トフスランとビフスラン」に大ウケ。なにがそんなにおかしいのか分かりませんが、トフスランとビフスランを見て大笑いしていました。タコの口みたいになってるのが面白いのかな? ていうか、息子よ、君のタコちゅー口とそっくりだな。親近感か。
この作品は、松たか子さんと段田安則さんがおふたり(だけ)で声を当てていらして、それもとても良いです。松さんのミィとか超かわいい! 段田さんのおしゃまさんもいいですね。お二人の芸達者ぶりには心底感心しました。現在はDVD5巻セットとして売られています。以前に出ていた岸田今日子さん(おひとりで全キャラ吹替らしい!)版もDVD-BOXが出ていましたが(たしか廃盤)、こちらは松&段田版よりも収録時間が長いそうで、私はこれを入手すべきじゃないかと半年くらい前から悩み中。うーん、欲しい。金さえあれば…
とりあえず、長編作品である劇場版『ムーミン谷の夏祭り』のDVDはあるので、いずれはこれも息子と一緒に観ようと思います。
あとは、『ひつじのショーン』とか。
息子は隣の豚トリオが好きみたい。やっぱ親近感かしら…? 豚好きな息子。
他には『カペリート』や、『チェコアニメ傑作選2』などもちょっとずつ見せています。1編が10分くらいがちょうどいいですね。
良い機会だし、アニメーションDVDの収集を再開しようかな。息子がストーリーまで理解できるようになれば、もっと楽しめますしね。私もまだまだ観てみたいアニメーションがたくさんあるので(主に海外のもの)、もっと勉強しないと。
こういう美しいアニメーションを、息子も本当に好きになってくれたらいいなあ。
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