半透明記録

もやもや日記

漫画合宿に行ってきた(旅の記録編)

2010年10月30日 | 旅の記録

本日の更新はお休みするつもりでしたが、
書けたのであげておきます☆




金曜の夜から土曜の昼にかけて、ユキさん宅で開催された漫画合宿に参加してきました。今回の記事はその、私がユキさん宅へお邪魔し、そしておいとまするまでの行動の記録です。合宿本体の内容は、また明日まとめたいと思います。濃厚な漫画読書体験ができました。とにかくものすごい情報量でありまして、一晩で摂取できる許容量を超えるくらいの膨大な情報を一気に詰め込んだので、明け方のうたたねの夢は、詳しくは覚えていませんがカオスでした(^_^;) いやー、刺激でしたね! 漫画、読みまくったヨ!



*10月29日(金)17:00

仕事の関係で 21:00 頃に合流するというkajiさんをよそに、私は張り切って午後5時にはユキさんの住む町へと出向いてしまう。手には漫画本をぎっしり詰め込んだコロコロ付きのキャリーケースと、お土産のプリン。「ちょっと早すぎたかなぁ」と思いつつ駅前の本屋さんからメールを送ると、ユキさんはその後すぐに私を見つけて下さいました。やあやあ、よろしくお願いします!

早速ユキさん宅にお邪魔して、kajiさんがいらっしゃるまで、しばしまったり。とりあえず、この日の合宿では各自が「6冊ずつ、自分が深く影響を受けたはずの漫画」を持ち寄ることになっていて、私はその6冊のほかにも、おすすめ漫画を15冊ほど持っていっていたのであった。持って行き過ぎ。でも、おすすめなので読んでもらいたかったのです。

それに合わせて、音楽のCDなども適宜持ってきてほしいというユキさんのご要望におこたえして、私は何気なく weezer のファーストアルバムを持っていったところ、なんとユキさんも weezer ファンで、8、9年前に【ZEP大阪】であったライブにも行ったとおっしゃるではないですか! 実は私はその年の【ZEP東京】のライブに行ってたんですよ~~! ギャーっ! で、「一番好きな曲はセカンドアルバムの「across the sea」で、カラオケに行けば歌ったりする」とおっしゃるユキさんの発言に、私はまたしても大興奮。ウギャーー! 私もそれ(日本の女の子から手紙を貰って妄想する曲)が一番好きなんですよー、歌う、歌いますよ私も!! あれはロマン、ロマンすよ! ワーッ! てか「Pink Triangle」もいいですよね、どんだけ暗いんだよっていう歌詞(好きになった女の子と結婚する!とまで妄想したのに、彼女は同性愛者だった…という曲)の内容もたまらないんですよ、ねーー! と、ユキさんとの思わぬ共通点に興奮した私は絶叫しまくって、早々に声を嗄らしてしまいました; やかましくてスミマセンでした;
しかし、人の縁ってつくづく不思議ですね。私はまさかこんなところで同志に巡り会えるなんて(というかすでに巡り会っていたなんて)思わなかったですよ。今度ぜひカラオケ行きましょう~~♪♪

ゼハゼハいいながら、ちょっと心を落ち着けて、『聖おにいさん』の4、5巻と『テルマエ・ロマエ』の1巻をユキさんから借りて読みました。どちらも読みたいと思っていた漫画なので、超嬉しい! 特に『テルマエ』の方は、ヒットするのもさもありなんという面白さで、これは素晴らしかったです。ニヤニヤしながら読了。ありがとうございました。


*10月29日(金)19:00くらい

ユキさんに、地元のスパゲッティ屋さんに連れて行ってもらう。道々、家庭料理の話になって私はおにぎりにトロロ昆布を巻いたり、細切れの昆布をまぶしたりするということを話すと、どうやらそれは北陸特有の文化であるらしいと話が落ち着きました。関西ではあまりやらないとのこと。でも、ユキさんはトロロ昆布を巻いたおにぎりは時々召し上がるそうです。あれ、美味しいですよねー♪
スパゲッティ屋さんでは、私はおすすめの「ナスとベーコン」のスパゲッティをいただきましたが、厚い輪切りのナスがこんがりと焼かれていてすごい美味しい…思い出して書いている今もよだれが出てきます。美味しかった!
食事の合間にもユキさんは私に色々と話を振って下さるので、放っておくとわりといつまでも黙っている私も、自身の経歴について軽く説明させてもらいました。ユキさんのこれまでのことも教えていただいて、ますます親交を深められたのではないかと私はとても満足しております。


*10月29日(金)21:00

kajiさん合流。お仕事が忙しくて食事もとってこなかったというkajiさんのために、ユキさんがささっとご飯を用意してあげている様子を「本当によく気がつく親切な人だなあ」と横目で感心しながら、にへにへと漫画を読んで薄笑いを浮かべている気のつかない私…。ついでに何のお泊まり用意もしていかなかった私は、ユキさんにTシャツ(「奇面組」の柄だった!)まで借りる始末。本当にお世話になりました! てゆーか、あれこれご厚意に甘えっぱなしでスミマセン;
とにかく、これで全員集合です。

一段落したところで、おのおの6冊ずつの漫画セレクションを出し合いますが、……こ、濃い! 見事に各自の人柄と好みを反映したラインナップになっていて、なかなか興味深いものがありました。

まずはリストを作成し、書名、著者名、ひとこと紹介文を各自で記入し、いよいよ合宿のメインイベント開始です! 夜通し、読んで、読んで、読みまくりました。途中でいくつかの休憩を挟んで、おしゃべりもしたような気はするものの、私の意識はほとんどこれまで未知のジャンルで押し通してきたお二人の選んだ各6冊の方へ繋ぎ止められていて、会話内容についてはほとんど記憶喪失。よって省略。
ただ、kajiさんとユキさんの「理想(幻想)と現実(リアル)」の認識の違いについての討論は非常に興味深く拝聴しました。

「幻想(理想、あるいは空想)は現実でないからといって「真実」でもないわけでは決してない。生身を持たないことにさほどの意味はない」というkajiさんの言葉に胸を打たれつつ、「あるはずの理想なら、その理想にもリアルの確固とした姿形を構築したい」というユキさんの主張にも感銘を受けました。だいぶ朦朧と聞いていたので、正確な要旨は捉え損ねているかもしれませんが、このような内容だったかと。
私の上のような解釈前提で話を進めると、kajiさんとユキさんのお二人の性質は理想主義者としてのひとつの両極、という意味では私から見ると非常によく似ておいでで、私はと言うと、どちらのご意見にもなるほどと思いつつ、結局はどっちつかずの傍観者である自分自身を黙って発見したりしていました(積極的に討論に加わらないところからして、まず傍観者であるかと)。私は右手に現実を、左手に幻想を、たぶんその中間にぼんやり立っています。そして身をよじりながら、右目で左手の幻想世界を見て、左目で右手の現実世界を見ようとするのです(ちなみに私は左目の視力が少し弱い)。おまけに見るだけで、踏み出そうとも構築しようともしない。それがきっと私。私もいくらかは理想主義的ではあるけれど私の役割は多分、その狭間で、ただ見て聞いてそれを記録することなのではないかと思ったりもしていました。真夜中の討論会。

ご縁があって集った3人でしたが、互いに共通した部分を持ちつつも、同時にちょうどいい具合に性質が異なっているのが面白いんですね(^_^) それは漫画の選び方、読み方にも現われているらしいことは後ほど分かるのです。

読み合わせ会の詳細については、また別個に記事にて。


**10月30日(土)10:00

起床。私は朝の7時くらいに「お、そろそろ休むか」と思い、仮眠をとりました。ユキさんは皆のためにお布団を敷いてくださっていたのですが、私はひとり漫画に埋もれて座椅子で寝る、みたいな…; なぜか(ユキさんセレクションが怖すぎてビビってたわりに)すごく充たされていました。なにか夢を見てニヤついてましたが忘れた。で、10時に起きる。起きるなり、kajiさんセレクションの最後の一冊を読む。幾分疲れが取れたせいか、すんなりと面白く読めました。正直、4冊目くらいのところではあまり意識がなかった…。いや、いちおう読んではいましたが万全の感受性を発揮できたかというと、いまいち。情報過多の、夜中の不思議なテンションで読みました。面白かったけど疲れた。疲れたけど面白かったです。

そのうちに皆さんも起き出して、「やっぱ6冊はキツかったね…」ということで結着。いちおう、リストにはそれぞれが読んだ感想を一言ずつ書いてあるので、そちらも別個にまとめます。いや、でも、私は面白かったです! すごい読んだ! 超読んだ! 自分では選ばないような漫画との出会いを体験できました。実に良い企画だったと思います。…でも、そうですね、次回はもっと作品について議論する余力を残して置きたいですね(^_^)


**10月30日(土)11:00

近所のドトールへ行ったりして、コーヒーを飲みながら、女性3人が集まればいわゆるガールズ・トークで盛り上がります。はー、可笑しかった。私は寝不足のテンションも手伝って、なにか無闇に大笑いしてしまいましたが、やっぱりkajiさんもユキさんもお話が面白いんですよね、いいなぁ。あっという間に時間が過ぎてしまいました。


**10月30日(土)15:00

ユキさん宅からおいとまを。散らかしっぱなし、私は漫画も十数冊置きっぱなしでユキさんのおうちを後にしました。良かったら読んでください(^_^;) あと、kajiさんから何冊か漫画をお借りしてきました。漫画交換会、うふふふ。



以上、簡単にまとめましたが、とても濃密で刺激的な時間を過ごすことができました。ユキさん、kajiさん、おつかれさまでした! どうもありがとうございました!
次回も楽しみにしております♪♪ 今度はアレを持っていこうっと!





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