これはついてるぞ。
お目にかかることにしよう。
これはどうも初めまして。私、この近くに住っておりますNTと…
む。何だね、君は?
上から見下ろさないでもらおうか。
ああ! 申し訳ございません。
おそばに寄れた嬉しさのあまり、つい。
それにしても可愛らしくていらっしゃいますね。
ふん。
(そっと手を差し出す)
ガリッ!!
ぎゃっ!
(引っ掻かれたぞ!)
誰が握手に応じてもよいと言ったかね?
不愉快だ。
私はこれで失礼する。
そう言って、クロネコ氏は去っていきました。
私の初めてのクロネコ氏との対面はこの通り、
残念ながら失敗に終わったと言うしかありません。
しかし、ちっとも痛まない手の傷を見やると、
私は微笑を禁じ得ないのでした。
猫族というのは実に美しい種族なのであります。
傷…、愛猫家の元同僚は、腕によく傷を作っていて、「リス○みたいでしょ~(笑)」とシャレにならぬ誤解を招くようなことを嬉しそうに語っていたよ…。
そういえば、サザエさんで、猫に傷つけられて病院に行ったら、「奥さんにこれ飲ませなさい。」といって安定剤渡される、というネタもあったような。
猫にメロメロになるのも、ほどほどにしなきゃね!
視点がするどくて、面白いよね!
猫にやられた傷は、けっきょく全然傷付いていなくて、ちょっとした擦り傷程度でした。
手加減しているのがよくわかって、萌え……!
はあ、片思いでも、幸せです★
(重症)
ていうか、伊藤理佐の漢字を間違えていました。失礼!