息子が少しずつ日本語を話すようになってきて、覚えたての言葉をひとつひとつ並べて口にするのは可愛いものです。が、時々「えっ!」と驚くような、いつどこで覚えたのかさっぱり分からない文章もあったりします。
夜は8時過ぎに家中を真っ暗にして家族全員で布団の上に横たわり、私とK氏がボソボソと与太話を繰り広げているとそのうち息子は寝てしまいます。たまに夜もはしゃいで私の背中の上に乗っかって「しゅっぱつしんこーー!」とか言うのは、重いけど可愛いのです。けど、そのあとでボソリと
「あした こない」
って、突然いったいなんだよ!?
この「あしたは こない」というフレーズは日中も時々口にするのですが、注意深く観察しているとどうやら眠い時に発するようです。そう言えば、寝かしつける時に「ねんねしないと、明日はこないよ? 朝にならないと電車のビデオはみれないよ?」と言い聞かせていたっけ。それか。ああ、納得。理由は分かりましたが、いつも唐突に発せられるこの「あした こない」。言いようのない終末感を我が家に漂わせています。
不思議なことを話すようになってきました。面白い、面白いですよ!!