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もやもや日記

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『君に届け』第12巻

2010年09月24日 | 読書日記ー漫画

本日発売。





いつもなら上旬に発売になっていたような気がしていたのに、どうしてこのタイミングで?? と思いつつ、ダッシュで買いにいってみたら、帯に映画の宣伝がしてあったので納得。そうか、明日から劇場版が公開か。なるほど。


それはさておき、第12巻。ああ~、あああ~~、今回も爽子の可愛さに悶絶! それから表紙からも分かるように、今回は爽子の両親も登場するのですが、お父さんが面白くてたまりませんでした。面白いのに何故泣く…私! いやー、なんか爽子が可愛くて、可愛くて……; 風早くんも呆れるほどの好青年だし。
あと、ちづちゃんとあやねちゃんが友達になったきっかけのエピソードもあって、12巻まできても、相変わらずの高いクオリティーが維持してありました。あー、面白い。


実は10巻以降、私は新しく単行本が出るたびに事前の期待値があまりにも高くなってしまっているので、読むのを恐ろしく感じてしまっているのですが、今回も杞憂で終わりました。いつも期待以上に面白いって凄い。ほんとに面白いなあ、可愛いなあ、美しいんだよなあ!


善意に溢れた世界。ちょっといじわるだったりしても、誰もがそう悪い人間ではない。正直や誠実や優しさが、ささやかな善意が、誰かの世界を美しく回し始める。そういう世界をこの漫画は描いていると思うのです。私がこれをものすごく好きになってしまうのは、そのせいなんだろうな。放たれた言葉がその通りの意味を保ったままで誰かのところまで届いたりするのだろうか。という問いに対して、「届くよ!」、と説得力を持ってその美しい世界を描き出そうとしてあるので、私は涙が止まらなくなるというわけなんですね。

『君に届け』を好きすぎて、今日は世の中が少し美しく見える。