半透明記録

もやもや日記

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夢から覚めない

2012年03月10日 | 夢の記録






首がおかしなふうに枕から落っこちている、と気づいたときにはもう遅かった。寝違えてた。いてー!


春なので、よく夢を見ます。今朝の夢にはウテナが出て来たなあ。夢のなかの彼女は、アニメの彼女よりさらに完璧な人物でした。完璧なウテナをアニメで見るという夢だった。美しくて楽しい夢を見ていたはずなのに、起きたら首を寝違えていました。いてえなあ。


春と言えば、夢です。
去年の今頃には、夢を題材にした素晴らしい映画『インセプション』を観ました。私は『マトリックス』以来の超傑作だと感じたこの映画ですが、主人公たちは他人の夢のなかへ、幾重にも重なった夢の深層へと潜り込んでいきます。そのうちに、どこからが夢で、どこからが現実なのかが曖昧になってしまう。「ここが夢のなかではない」ことを自覚するために、彼らはそれぞれトーテムというものを持っていて、たとえばコマを回してそれが回り続ければまだ夢のなかであるというように判断します。

ここはまだ夢のなかなのか。

3月11日のあと、ここは誰の夢のなかで、どうして目が覚めないのかと私は苦しみました。けれども私にはトーテムがないので、今でもここが誰の夢のなかで、どうして目が覚めないのかがわからずにいます。


夢が幾重にも重なっていて、そのなかには私が憧れるような美しい夢もあって、だとしたら私はそんな夢のなかに留まる術を探すべきじゃないだろうか。たとえば今朝見た夢のような。たとえばあのとき見た夢のような。どのみち目が覚めないなら、そんなふうに夢のなかを生きるべきなのかもしれない。もしかしたら、生きるというのはそういうことだったんじゃないか。夢を実現するというのは、そういう意味だったのかしら。


寝違えた首の痛みも夢かもしれない。と思ったけれども、やっぱり痛くて左を向けない。よし、今度は寝違えても首が痛くないような夢を、いや、そもそも寝違えたりしないような夢を見ることにしよう!







エレンブルグ

2011年05月26日 | 夢の記録




夢を見ました。起きてすぐに記録しておくべきだったかもしれません。すでに大部分を忘れかかっています……。が、ちょっと特別な夢だったような気がするので、覚えているところだけ記録。



************

有名な先生の講演会があり、参加者はすべて同じ宿舎に滞在することになっている。私も聴衆としてそこにいた。同伴者がいたと思うが、誰であったか覚えていない。そして、講演会のテーマや内容についても、思い出せない。ともかく、なにかの講演会があり、主役は著名な日本人の先生で、規模も大きく、世界中から人が集まってきていたようであった。


宿舎の広さはどのくらいのものかは分からなかったが、廊下のようにまっすぐで細長くて、片側の壁に沿って二段ベッドがずっと並んでいる。もう片方の壁にはテーブルと椅子が置かれていて、参加者たちはここで歓談している。


私も本を読みながら、誰かと楽しく話していた。そこへ、エレンブルグがやってきた。日本語が驚くほど達者だった(←夢だからね;)。エレンブルグは私の肩越しに、「君、それを読むよりも、せっかくこの会に来ているんだから、あの人のあの本(講演する先生の著書)を読みなさいよ」と言う。私がその時読んでいたのは、イリヤ・エレンブルグの『現代の記録』であった。

緊張している私は、ニコニコ笑いを浮かべつつも、「いえ、でも…」などと控え目な反論を試みていた。恐ろしい。夢のなかの私の大胆さには、我ながら、夢を見ながらも、ぎょっとなる。

エレンブルグは、少し離れた席に腰を下ろし、見下ろすようにしてしばらく私に視線を注いだ後、そのまま皮肉めいたような、あるいはなにか面白がっているような微笑みを浮かべた。

私の緊張感は極限に達し、読んでいた本をぱたりと閉じた。




*****************




おおむね、こんな夢でした。
この夢が特別である理由はふたつ。

ひとつには、具体的な人物が登場すること。今回はエレンブルグ。私の精神に深い影響を及ぼした人は、ときどき夢の中にも登場します。ラーゲルクヴィストが出て来たこともあった。あれも特別な夢だった。しかしあの人は一言も話さなかったし、私も到底話しかけられず、また目を合わすことさえ不可能だった。

ラーゲルクヴィストとエレンブルグが夢に出て来たのは、私が彼らの肖像を写真でみたことがあるせいかもしれないですね。


もうひとつの理由は、夢のなかの私が、私自身であるということ。いつもの夢がそうであるように、見知らぬ人たちのドラマを傍観するスタイルではなくて、主人公が私であるというのは、特別な夢であるしるしです。内容を忘れてしまったのは大失態でした。くそー。




夢のなかでも私が動き回れると、やっぱりこことそことは繋がっているんじゃないかって気がするんですよね。こういう夢を、私は何年に一度くらいしか見られないのが残念。







怖い夢を見た

2011年04月11日 | 夢の記録





細かい部分はあらかた忘れてしまいましたが、今朝の夢は怖かったです。
覚えているところだけ、抜き書き。
以下、ややグロ注意ですので、ご注意ください。



*****

予備校のような教室に私は通っている。どうやら大学受験を控えているようだ。教室の座席には私と同じような若者の姿がぱらぱらと見られる。

私は、なぜだったかよく覚えていないけれど、あることで誰かの恨みを買ってしまったらしい。

私の斜め後ろに座る青年は、ほっそりとした体型で大人しそうな人である。ところが、私は友人と街を歩いているときに彼に遭遇し、彼は物も言わず、私の背中を12センチくらいの鋭い刃物でぐすりと突き刺したのだった。刃物はすんなりと私の右の背中に深く刺さり、そしてすばやくそれをまた引き抜いて、彼は足早に去っていった。

私は傷口からどくどくと血を溢れさせ、地面に仰向けになって倒れた。すでに気が遠くなっている。もう長くはないだろうと思う。同時に私は彼に刺されたことを、まあ仕方のないことだと納得している。彼は私を恨んでいるのだ。

痛みはないが、背中が気持ち悪い。私は仰向けになったまま、左手をうしろへまわして、ぱっくりと開いた傷口を押さえる。そしてそばで心配そうに見ている友人に、私の家族や友人、知人たちによろしく言っておいてくれるようにお願いする。彼女はそれを引き受けてくれた。よかった、これで安心だ。

ぬるぬるする背中を押さえる左手がやはり生温い。こんなに血が出たんじゃ、もう駄目だろうと思っていたら、不思議なことに、ただ傷を手で押さえているだけなのに、ちょっと出血がおさまってきた。私は思った。

これは、もしかすると、死なないでも済みそうだな。
なんだかこの傷も、意外とすぐに治るような気がしてきたぞ。
となると、大げさに別れの伝言をしてしまったのが、ちょっと、少し、恥ずかしくなってきたみたいで……。


****





という夢でした。おそろしいですねー(途中までは)。
内容は物騒ですが、妙にのんびりしたところもあって、おかしな夢でした。久しぶりに覚えている夢を見たと思ったら、こんな夢かよ。うーん、なんだろうこの夢は。










よく眠る

2011年03月28日 | 夢の記録





K氏は昨日の日曜日、「なんか疲れた…寒いし…眠い……」といって、午後からうとうとし始めて、夜までそのまま寝ていました。そして、

しまったーーっ! 日曜が終わってしまう!

と慌てて8時頃に起きたのですが、K氏はその昼寝で夢をみていたそうです。


K氏の夢には私がよく登場します。昨日の夢にも私が出て来たらしい。彼の夢の中の私は、姿形こそは私そのものなのですが、言動はいつもとても奇妙なようなんですね。昨日のK氏の夢はこんな感じだった。


***

K氏と私はどうしてだか再びどこかへ新しく引っ越したらしかった。越して来たばかりの部屋はまだガランとして何もなく、そしてその集合住宅は比較的大きなものなのに、ひとけはあまり感じられない。
K氏と私の新しい部屋には、布団が一組あるだけだ。

すると突然、私が「お隣の部屋へ行ってみよう」と言い出す。隣室は空き部屋のようだったが、玄関の鍵は開いていた。誰も住んでいないはずのその部屋は、私たちの新しい部屋よりも広くて快適そうで、しかも立派なソファや家具なども設置してあった。私は「なんか、この部屋の方がいいね。今日はここで寝ようよ」などと言い出したらしい。そして素早く自分たちの部屋から一組しかない布団を持込んで(その部屋にはソファや家具はあったが、ベッドなど寝具はなかった)、さっそくスピスピと私は寝始めた。

そのようすを見てK氏は「なんでこんな入っちゃいけない部屋へ勝手に入って、しかもすやすや寝たりできるんだろう…?」と思いつつも、私の眠る布団の中へそっと潜り込んで、びくびくしながら寝ようとしたらしい。しかし、びくびくしているものだから、よく眠れない。「ああ、この部屋は間取りはいいけど、エレベータが隣にあるから作動音が響くな。自分たちの部屋のほうが静かでいいな。まてよ、エレベータが動いているということは、他にも誰か住人がいるんだな。それにしても、やっぱり落ち着かない…」うーん…うーん……


***




というところで、目が覚めたそうです。
K氏が言うには、夢の中の私はいつもこうやって異常事態のなかでも呑気に寝ているんですよね。

K氏は以前にもこれと同様の夢を見ていて、それはもう8年くらい前のことじゃないかと思うのですが、K氏と私は奇妙な閉ざされた塔の上部にいて、壁沿いにそってめぐらされた螺旋階段の途中で、やっぱり一組の布団を共有して眠っていたのです。塔の真ん中は吹き抜けになっていて、底が真っ暗でどのくらいの深さがあるのか分からない。そして、我々が眠る階段の両端は、どちらも膨大なガラクタで埋め尽くされ塞がれており、上ることも下りることもできない。ひとつだけある窓からは、荒野がひろがっているだけのところに、一本の鉄道が走っているのが見える。列車はいまにも出ようとしている。あれに乗らないと! でもどうやってここから出たらいいんだろう? ああ、もう発車してしまう! という事態にもかかわらず、私は階段の途中で毛布にくるまって、すぴすぴと眠っていて起きそうにもなかった……

と、恨み言を言われたことがあります。えっ、そんなこと言われても困る。
それにしても、K氏の夢では、どうしてもいつも布団は一組しかなくて、私はそこで寝ちゃっているらしい。K氏いわく、「たぶん、オレの精神が追いつめられたとき、最後の安全安心な場所が、この布団の中なんだと思う。夢のなかの君はいつもおかしなところがあるんだけれど、それでも君がそこで寝てるっていうのが、まだ安心できる暗示なのかもしれない…でもさ、なんであんなに寝てるわけ??」。



だが、ちょっと待って欲しい。
現実世界では、寝てるのはいつも君のほうなんだぜ!


はあはあ。。。

まあ、なんにせよ、よく眠れるというのはいいことですよね。実は昨日、私も眠りこけるK氏を見ていたら眠くなってきて、夕方くらいから少し眠ったのですが、ちょっと頭がすっきりしました。私が寝ている時に、K氏は私の夢を見ていた。もしかして私は彼の夢へ出張していたんだろうか…。なんつって。いや私もそのとき、なにか夢を見ていた。思い出せないんだけど、たぶん、別の夢を――。








初夢でタイムトラベル

2011年01月05日 | 夢の記録




初夢を、お正月のどの夜に見る夢のことを言うのだか、どうしても覚えられません。2日の夜でしたっけ?

それはともかく、新年になってからは私はまだまともに夢を見ていませんでした。たぶん見てはいたのでしょうが、それを覚えておくことはできなかった。で、5日の今朝、ようやく夢を見ました。しかも、ちょっと良い感じの夢を。

なにが良い感じかと言うと、夢のなかに「私がそのまま」出てきたことです。これは過去の経験に照らし合わせると、すごく良い兆候ですね。私の精神が前を向いているということだという感触がありますね。…しかし、今朝の夢のなかの「私」は、すぐまた別の人に置き換わってしまいました…(^o^;)惜しかったな…!

まあ、「どういう夢を見ているか」を気にかけられるようになるだけでも、私は上向きであるという目安になりそうです。その調子、その調子。



というわけで、今朝の夢の記録。



***************************


私はお友達に連れられて、小さなうどん屋さんに連れて行ってもらう。そのうどん屋さんは、痩せ型の50歳くらいのおじさんが一人で経営していて、お友達が言うには、そのおじさんはとても親切な人であるらしい。昔お世話になったことがあるのだと。

うどんを食べたあと、おじさんがうどんのほかにやっている商売のお手伝いだったか取引だったかで、友達が言うおじさんの親切さを私は確認したのだった。

そしていつの間にか私とそのおじさんは恋愛関係になり(ここから夢のなかの私は、別の女の人になってしまった)一緒に暮らし始め、その生活の中で少しずつお互いを知るようになり、彼女はおじさんにかつて奥さんがいたものの死別したらしいという情報を得る。

おじさんとその彼女の関係は穏やかに続いていくが、彼女のほうは次第に若返っていくように見えた。しまいには高校生まで若返ってしまった彼女は、白地に紺の襟、赤いスカーフを結んだセーラー服で、肩までのまっすぐな髪、前髪は目の上できれいに切りそろえて、高校へと通うのだった。

その高校は全寮制で、古い木造の校舎の一室から彼女が出てくる。クラスメートの女の子は彼女とおじさんとの関係を知っているらしく、「あなた、あの人の恋人なんだってね」とからかうような眼差しで語りかけてくる。彼女はなんとなくムッとした様子である。

(このあたりの詳細は忘れてしまったが)気がつくと彼女の周りには同級生が集まっていて、口々に彼女の恋人のことを噂し、それを聞くと彼女の恋人であるはずのおじさんは、ここではうどん屋ではなく寮を管理していて、しかも、おじさんではなく若者であるらしい。

おじさんまで若返ってしまったのだろうか、そう言えば私はなぜ高校などの通っているのだろうか、と彼女がうろたえて「ここはどこです?」と尋ねると、最初に声を掛けてきたクラスメートが

「何を言っているの? 今は昭和40年よ」

と告げるのであった。

「え?」

彼女は自分では見も知らぬ、昭和40年の木造校舎の廊下で、やはり木製の大きなドアを背にして立ち尽くした。


…………


****************************



という、そこはかとなくSF風味に破綻した、わけのわからぬ夢でした。うどんを食べるところまでしか夢のなかの「私」を維持できないあたりが、なんともはや(^o^)!

クラスメートの女の子も突然「今は昭和40年」とか言い出すし、覚えているところをうまく繋ぎ合わせることができてませんね。夢の論理は一足飛びだのー。私が起きているときの論理も一足飛びであることの影響なのかしら……。
でも、目が覚める直前の、おかっぱの彼女がドアの前で「え?」と言って振り返る場面は、いやに鮮明だったなぁ。


さっぱり意味が不明ですが、ひとつ分かったことは、私は木造校舎が好きらしい。夢のなかの校舎はいつも木造ですわ。実際に木造の校舎に通ったことはほとんどないんだけどな。なんだろ、不思議。。。





ヨーロッパ旅行(夢で)

2010年10月01日 | 夢の記録

ウィーンのお菓子と軽食。
2004年11月9日のもの。
(Y女史からいただいた素敵な写真。私の撮ってきたのは変な写真ばかりである…)




今朝の夢の話です。



******

K氏が暇になったからヨーロッパでも行こう、なんて珍しいことを言い出した。私の方ではまったく異存がないわけで、二つ返事で快諾。でも、明後日にはもう出発しようだなんて、今からチケットなどの手配ができるのかしら……。

そしていきなり当日。
ヨーロッパ旅行と言っても、今回の旅行はさほど大掛かりなものではなく、ほんの2、3日の行程であるとのこと(無理だろ!とはいえ、これは夢ですから…)。そうか、それなら荷物は少なくて済むわね。必需品を詰めた小さな鞄を抱えて出かけようとするのが朝8時10分のこと。8時半には飛行機が離陸するというのに、なんと、K氏は呑気にラーメンなどを啜っている。

「こら、もう飛行機が飛んじゃうよ! 飯なんか機内食でもいいだろう!」

と慌てる私に、

「大丈夫、迎えが来るから」と言うK氏。その言葉通り、家の外に自動車がとまる音が聞こえた。運転手は紺色の事務服を着て栗色の髪をした痩せた若い女性で、どうやらこの旅行の手配をしてくれた人らしい。車内では、あれこれと旅の概要を説明されたような気がする。彼女の慌てふためいた運転ぶりに私もつられて焦ってしまうが、どうにか空港に到着(すごく近所だった。夢だから。出国手続きなども省略。夢だから)。


飛行機の中のことはよく覚えていない。私は飛行機という乗り物が苦手なので(高所恐怖症ゆえに)、夢の中でも思い出したくないのだと思う。


そしてついにヨーロッパ到着!
なんか北欧のどこかスウェーデンか、あるいはデンマークとかその辺という感じ。行ったことがないので、「石畳!」程度のこれまた曖昧な町並みしか再現できていませんでしたが、なんだかとても愉快だったのはたしかで、私は笑いながら目を覚ましたのでありました。



******


なんという楽しい夢!
と思って気持ちよく目覚めたのですが、こうやってよく思い出してみると、……全然旅行なんて出来ていませんね! 飛行機乗るのに慌てた! っていうだけの内容じゃないか(´∀`;)Oh...

そういうわけで、私は夢の世界を補強するためにも、またいつかヨーロッパを旅したいなぁと願うのであります。たぶんこの夢は「今度は北欧のあたりに行ったらいいんじゃない?」というお告げだと思うんですよね、ええ、ええ!

旅はいいものです、旅は。







夢を渡り歩く

2010年04月01日 | 夢の記録

昨日、公園を通りかかったら、
折れた桜の小枝が地面に落ちていたので拾ってきました。
しおしおに萎びていましたが、
水に浸けたら蕾が開きました。





春なので夢ばかり見ています。
今朝も3、4つの夢を見ましたが、詳細は忘れてしまいました。でも、高校生とか大学生なんかが出てきましたね。私はその夢の中では、まるで漫画の読者のように単なる傍観者であって、登場人物たちが青春のような輝きの中にあるのを、ただ眺めているだけでした。

起きてから思ったことには、今朝の夢はここ半年の私の漫画遍歴を如実に語っていたようです。

最初の高校生の夢は、どうみても『君に届け』な感じでしたし、最後に見た大学生らしき青年ふたりの夢は、最近私が手を出し始めたBLな展開になりました(夢の最後で突然そんなことになったので、私は驚いて起きてしまったではないですか)。BLとか言っても、ある可愛い男の子とべつの可愛い男の子が、とある芸術コンテスト(←なにそれ?)に参加し、一人は素敵な小説かなにかで優勝して、もう一人はギターの弾き語りで参加するはずが、緊張し過ぎて寝不足のまま出番を待っているうちにうっかり寝過ごして不参加に終わるのですが、優勝した男の子が「なんだよ、お前の出るのを楽しみに待ってたのにさ…」みたいなことを言うと、もう一人が赤くなる――みたいな。それだけなんですけどね。……着実にBL脳になってきているのでしょうか、私は?
まあ、いずれも可愛い夢ばかりで楽しかった。


ずいぶんと細切れな夢だったので、ちゃんとした文章としてここに書き出すことはできそうにありません。
しかし、主役も場面も次々と変わっていくなかで、一部だけ夢のなかでも私自身が出てきて面白かったことを覚えているので、それについては簡単に書き留めておきましょう。夢から夢へと移っていく、ほんの一瞬の繋ぎの夢ではありましたが、この断片は私には重要な意味を持っているのではないかと思えるのです。

その夢で私は、ひとりで遊園地と動物園が一緒になったみたいな行楽地へ遊びに行って、ひとしきり水棲生物なんかを眺めた後、メリーゴーラウンドの白い馬に乗って回るのですが、「ああ、このメリーゴーラウンドはよくファッション雑誌なんかでも見たことがあるな。そうかこの遊園地で撮影していたのか…」と思ったりしていました。


うーむ、あまりに断片的でとりとめもない。でも、メリーゴーラウンドって、私の夢には時々出てくるんですよね。どういう意味があるのかは知りませんが、そう悪くない意味がありそうです。なぜなら、前にメリーゴーラウンドが出てきたのは、私が夢のなかで美術学校に入学したときだからです。
それから水棲生物。以前サンショウウオの夢を見たときも、あれは美術学校を休学して(注:もちろん夢のなかの美術学校)生物学校(注:こちらももちろん夢の)に入りなおしたときだった。私の夢には水槽もしばしば出てくるんだよな。その中に人間のパーツがたくさん漬かっている、みたいな怖い夢のことも多いんだけど。

あの一連の美術学校の夢の続きは見なくなって久しいですが、今朝の夢の断片があの頃のような精神的充足感を取り戻せる兆しをあらわしているのだったらよいなぁ。






春の夢

2010年03月18日 | 夢の記録


夢を見る君を見ている
-マクスとヴィオラの春の夢ー


*別館に完成バージョンあり
【不透明記録:層】





春になると、春のせいなのか、官能的な夢をよく見ます。今朝もそんな夢を見ていたということを、起きてからは忘れていましたが、午後になってふと思い出しました。

夢のなかの私はそれなりに可愛いところのある女子高校生で(夢のなかでくらい若くて可愛くあることを許してください)、同じクラスで、私の席の斜め後ろには背が高くすっとした美しい男の子が座っています(夢のなかでくらい美形に接することを許してもらいたいものです)。

なかなか素敵な夢だったような気がするのに、詳細を忘れてしまいました。ただひとつ覚えていることは、これだけです。

私はその男の子のことを素敵だなあと思っているのですが、夢のなかでもやはり弱気な私はその思いを伝えられません。私とその彼がひたすら他愛ないことを話していると、なにかの拍子で彼は上着を脱ごうとするのですが、学ラン(←当然学ランでなければなりません)がぴったりと体に合い過ぎているせいか、喉のところのホックが外れないと言うのです。そこで私は、「もう少し大きいサイズに替えたらいいんじゃない?」とかなんとか言いながら、震える手でホックを外してあげたのでした。



こ、これはとんでもない夢を見てしまった!(ことをこんなところに書いてしまった!)
思い出した途端にドキドキして、ついまたキツネで妄想し、絵まで描いてしまいました。下絵で終わらすつもりが、ついつい仕上げてしまいました。興奮しすぎですね。いや、ハハ、春ですね。でも、春の夢は私に創造の翼を与えてくれるんですよ。ということで、もっと見たい。

今夜もとびきりの夢を待っています。








ロシア語の試験

2009年11月29日 | 夢の記録





私は教室でロシア語の試験を受けている。部屋には数人しかいない。
しかし、これまでにロシア語を勉強したことは一度もない私には、当然のことながら試験の内容はまるで理解できない。よって、ただ黙って紙の上の不可思議な文字の羅列をじっと見つめている。困った。

そうこうするうちに、事態は転げ落ちるように悪化し、いつの間にか私は中年くらいの男性となっており、見知らぬ男(これまた中年男性)とロシア語で激しく言い争っていた。そしてひとりが部屋の窓から転落し………



という夢の話です。途中でもっと色々と面白エピソードがあったような気がするのに、思い出せません。後半はスパイだの裏切りだのなんだのというハードボイルドな展開になって面白かったのに、ほとんど忘れてしまったのが惜しまれます。うーむ、もったいない。起きてすぐにメモればよかったぜ。

にしても、夢なんて呑気に見ている場合ではないんだがなぁ(しかも昼寝の夢!)。あわわ、わわわ。





夢の話

2009年09月22日 | 夢の記録




夢の話。

夢の話をするよりも有意義な過ごし方はあるのだろうとは思うのですが、どうしてもやめられないし、やめるつもりにもなれないので、気にせずに続けたいと思います。だって、夢って面白いじゃないですか。

さて、このあいだ、私はまたまた「素敵な恋人」の夢を見ました。私はときどき夢のなかで素敵な恋人を得るのです。その人は毎回違った人のようにも思えますが、目が覚めてから思い返すと、やっぱりいつも同じ人であるようにも思えます。その人の外見はそのときどきによって異なるのですが、内面は共通しています。私の夢の恋人はとても美しく、そしてまた恐ろしいほどに優しい。

その夢のなかの私はどういうわけかいつもとても控えめな性格で、肝心なときに言いたいことを伝えられないでまごまごしています。言葉が出てこなくてうつむいてしまう私を、その人は優しく見つめ、手をそっと握ったりしてくれるのです。私はあんまりどきどきして、いつもそこで目が覚めてしまうのでした。

こうやって書き出してみると、本当に妄想が丸出しで、さすがの私も恥ずかしさを覚えますが、しかし良い夢です。目覚めた後の私はたいてい興奮して、ものすごくやる気を出してしまいます。頭が少し冴えてくるというか。

同じパターンの夢を何度か繰り返し見て不思議なのは、夢の恋人の優しさのありかたが、私の夢でありながら、いつも私の想像を超えていることです。その人の優しさに、私はびっくりしてしまう。どうしてこの場面でそんなに優しくできるのか、起きている私には到底理解不能です。

そして、その人の優しさに驚いて起きてしまう。夢のあらすじを自分でコントロールできない(しかも似た内容を何度も見ているのに、いまだ把握できない)、これはいったいどういうことなのでしょうね。不思議だ。夢って本当に不思議だ。


私が見るのは、この恋人の夢のように美しく心地よいものばかりではありませんが、どんな夢だとしても私はその意味についてはあまり深く考えません。素敵だった、怖かった、面白かったという感触さえあればいい。意味よりも、効能の方が大事です。あとでマンガのネタになりますからね。私の夢はわりと地味ですが、私にはとても面白いんですよ。ああ、あの楽しさをすっかり伝えられたらなあ!(と思いつつ、現在も同人誌用のマンガを制作中。ちなみに難航しています…;)


眠りが浅くて夢ばかり見るのは、疲れますけれどなかなか楽しくもありますね。不可思議で美しい、私だけの世界があるというのは、ちょっと喜ばしいことなのではないでしょうか。二重の人生を生きているような。私の、私だけが観客の、閉ざされた劇場のようです。これは、つまり、なんという贅沢さ!

いつまでも夢を見続けられますように。