啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ヒョウタン」

2015-10-04 10:16:59 | その他
「ヒョウタン」 ウリ科
 
 2週間くらい前、友人からパソコンにメール。何と、たくさんのヒョウタンが、棚からぶら下がっていた。夏の間、日よけ代わりにしていた、という。因みに、中をどのようにくり抜くのかを尋ねると・・ドリルで穴をあけ、そこに泥水を入れ、中を腐らせるという。中も相当硬いらしく、ドリルかキリを使うという。形はとてもユーモラスだけれど、何に使うのかしらと思ってしまう。
 たまたま、新聞で見かけた“ 世界ヒョウタン展”。国立科学博物館で開催されているという情報を得、東京に出かけたついでに、会場を覗いてみると、その多様性に驚いた。形も、ワンパターンでなく、丸かったり、ヘチマの様だったり、首が妙に長かったり・・・。その利用も実に多く、太鼓やマラカスといった楽器類、子供のおもちゃ、日常の生活用品や容器、芸術的装飾として、目を見張るものがあった。ヒョウタンは最古の栽培植物で、1万年もの歴史があるという事も知った。
 ヒョウタンが六つ揃ったものを六瓢(ろっぴょう)といい、無病息災、六個のヒョウタンを描くことで、六瓢=無病と言い、六つの吉を運ぶといって縁起が良いとされる。実際、陶器、漆器あるいは掛け軸などにも描かれているし、陶器などもその形そのものが
器になって愛らしい。何かの折に、ヒョウタンの絵柄を見つけたら、数えてみるのも面白いのではないでしょうか。そして、“ヒョウタンからコマ”なんてことがあったら実に楽しい。
 muto様・・9月28日、キンモクセイの記事に返信させて頂きました。ありがとうございました。

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2 コメント

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近くて遠い (Unknown)
2015-10-05 15:03:44
うわ~大きな瓢箪、ユーモラスかつ風情のある写真ですね!おおきな瓢箪からおおきな知識を頂きました、ありがとう。
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Unknown (hidy)
2015-10-05 21:36:02
当家の近所で、ヒョウタンの栽培をしているお宅があります。あまりに大きく、底に板で補強しているのをみたことがあります。来年は、花を見たいと思っています。
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