



12月21日のブログで
“旬魚シリーズ”「スルメイカ」についての
「松江水産事務所○○氏の“つぶやき”」を、
ご紹介しましたが、
水産技術センターホームページに掲載されている、
スルメイカに関する話題もご紹介します。

《写真:スルメイカ 水産技術センターHPより》
島根県ではスルメイカは
「シマメイカ」、「マイカ」、「サルイカ」
などと呼ばれ、
出雲、隠岐地方を中心に
古くから重要な魚種となっています。
特に隠岐島ではスルメイカが集団で押し寄せる
イカ寄せの浜
というのがあって、
古くから人々の生活に
深く密着しています。
スルメイカは産卵期が
夏の終わりから翌年の春までと長く、
生まれた時期により、
秋季発生群と冬季発生群の
2つの群に分かれていると
考えられています。
漁期は2〜4月が中心となっています。
スルメイカは、
夏から秋にかけてが
一番美味しいと
言われています。
刺身はもちろん、
煮付け、天ぷら、いか飯、
酢物、スパゲティなど
癖がないため、
和・洋問わず色々な料理の
素材に用いられています。
そのほか、塩辛、干スルメなど
加工品としても広く利用され、
お酒のおつまみには
欠かせない食材となっています。

《写真:干しスルメ 水産技術センターHPより》
古代から干スルメは朝廷への貢物として用いられ、
現在でも祭儀用品として使われており、
おめでたいものの象徴となっています。
また、室町時代から
明治、大正時代にかけては、
中国や東南アジアとの貿易の
花形輸出品目であったようです。
食品としてのイカは他の魚介類と同様、
低カロリー・高たんぱく・低脂肪
の食品です。
生のスルメイカは同じ重量の
豚ロース肉と比べると、
たんぱく質はほぼ同量、
カルシウムは約2倍、
脂肪は1/16
ということですから、
脂肪を多く取りがちな現代人にとっては
うってつけの栄養食品であるといえます。
以上、水産技術センターのホームページから、一部ご紹介しました。
詳しくはコチラにアクセスしてみてください
