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意外に多い・・「やせメタボ」

2016年11月04日 12時35分10秒 | 健康
   肥満になると、高血圧症や糖尿病など生活習慣病になりやすい!とよく言われていますが・・
   実際に、それほど太っていないのに病気になっている人がアジアには少なくないそうです。
   どうやら鍵を握っているのが「筋肉の質」らしいことが最近の研究で分かってきたそうだ??

   日本人を含むアジア人では、体重(㌔)を身長(㍍)の2乗で割る体格指数(BMI)が
    「25未満」とそれほど太っていないのに糖尿病やメタボリック症候群などになる人が
   少なくないそうです。  いわば「やせメタボ」といわれるものです。
   順天堂大学大学院医学研究科代謝内分泌内科学の“田村准教授”らが、この原因として
    注目しているのが「脂肪筋」だと・・。
    「筋肉の細胞の中に脂肪が過剰にたまった状態。太っていない糖尿病患者でも、脂肪筋に
     なっている人が多いことが分かってきている」と‘田村准教授’

   通常、脂肪は皮下や内臓などの脂肪組織に蓄積されるが、筋肉や肝臓など別の場所に
    たまることを「異所性脂肪」と呼ぶそうです。
   “田村准教授”は「これが筋肉に過剰に蓄積すると毒性を発揮して、インスリンの働きを
    阻害すると考えられている」と話しているそうです。
    ○インスリンは膵臓(すいぞう)から出るホルモンです。食事から取る栄養の一部はブドウ糖に
     分解され血液で筋肉や肝臓など臓器に運ばれている。 
     その際、筋肉と肝臓がブドウ糖を取り込むスイッチ役がインスリンといわれる。
     ところが、脂肪筋になるとインスリンが十分に作用せず、ブドウ糖をうまく取り込める
      ことができなくなる。“いわば、筋肉の質が低下した状態”ということ・・。
      この結果、血糖値が上がり、糖尿病やメタボリック症候群になる危険性が増すそうだ
     これまでは太るとインスリンが働きにくくなるといわれてきたが、太っていなくても
      油断はできないそうです。 では、どんな条件の人が危ないのか・・?
   
   “田村准教授”らが日本人男性114人を調べた最新の研究結果では、肥満に分類されない
    BMI23以上25未満の人でも、高血糖・脂質異常症・高血圧のどれか一つでもあると、
    肥満の人とほぼ同程度に筋肉でのインスリンの働きが低下していることが判明したそうです

             筋肉の質の低下、量の減少をチェックする表
            
    体力の低下や活動量(歩行量)の低下、脂質の多い食事、脂肪肝、GPTという肝機能を示す
    検査数値が異常、または正常内だが高めの場合も、インスリンの働きが低下しやすい傾向に
    あったそうです。これらに該当する人は筋肉の質が低下している可能性があるそうですよ・・

     対策は、運動が最も効果的といわれています。 
     では、筋肉の質と量を向上させるには・・  有酸素運動+筋トレが大事です
            
     脂肪筋は運動の効果が表れやすく、内臓脂肪や皮下脂肪よりも早く減るんだそうです。

    また一方では、「筋肉の量」も無視できない!といわれています。
    筑波大学大学院人間総合科学研究科の“久野教授”はこれに関してこうおっしゃっています
     “筋肉の衰えというと高齢者の問題と思いがちだが30代から減少し始めている”
     “年に約1%ずつ減り、70代では20代のほぼ半分になるんですョ”・・と
    加齢に伴って筋肉が減るのを「サルコぺニア(筋肉減少症)」と呼ぶんだそうです。
    これ、じわじわと進み自覚症状は乏しいが‘同じ仕事なのに以前より疲れやすい’とか
     ‘少しの段差につまずく’このような現象が兆候なんだそうです。  私も該当のようです
    進行すると日常生活に支障が出たり、寝たきりになったりすることもあるんだそうだ!
    さらに怖いのは「サルコぺニア肥満」に陥ることなんだそうですョ・・。
     筋肉が減ったところに脂肪が蓄積した状態をいい、“久野教授”らの調査では60代から
     増え始め、70代では約3割の人が該当するとみられるそうだ。  注意!注意!
    特に女性の皆さんに多いそうです。筋肉に置き換わるように脂肪が増えるため、見た目では
     肥満とわかりにくいこともあるそうです。 こうなると、単純な肥満よりも高血圧などの
     生活習慣病にかかりやすくなり、また転倒骨折や認知症などの危険性も増すそうですョ。

    量を増やすのも一番は運動なんだそうです。上記の表にあるような、筋肉を増やす筋トレと
     脂肪を燃やす有酸素運動を組み合わせると「質・量」とも向上する・・・??
    「筋肉は何歳になっても増えますが、当然ながら若い方が効果は出やすいのは事実です」
     できれば40~50代までに運動の習慣化をしておくと良いそうです!

     有酸素運動の代表は、私共もほとんど毎日約70分くらいしているウォーキングです。
     1日8000歩以上目指そう! 無理せず1週間単位で帳尻を合わせればOKです
     コツは最初に多くやり過ぎないこと・・物足りないくらいを1週間以上やってから次へ
      要するに単発ではダメで、長く続けないと効果はありませんよ~・・。

     食事は、糖質や脂肪分を控え、食べ方・量に注意してバランスよく何でも食べることが基本
     筋肉の材料となる「魚や肉」のタンパク質が不足しないように取ることも大事です

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