農業じゆう人

     健康を第一に無農薬で
          安心・安全・新鮮な野菜作りに励んでいます!

「雨」

2021年08月18日 13時07分05秒 | 地域
  東京などでは先週の月曜日以来久しぶりの「晴れ」。 太陽が照りつけて暑いです。
  しかし、九州から中国・四国・山陰・近畿・東海から関東甲信まではまだ雨です。
  その雨も梅雨末期のような大雨になり各地で大災害に見舞われている状態です。
  大きな被害に見舞われている皆様には心よりお見舞い申し上げます。

  「破雲雨(はうんう)」という言葉があるという。 正式な気象用語ではないそうだ。
  1889年8月18日から19日にかけて、紀伊半島は台風による豪雨に見舞われた。
  被災地に残る記録は、「海上から侵入した黒い雲」が山に遮られて降らせた大量の
   雨について、「❛破雲雨❜なり」と呼んでいる。
  気象解説者の“故宮沢清治さん”によると、もとは香港の気象学者が使い、「まさに
   天や雲が破れて降る豪雨のこと」を指すそうだ。 バケツをひっくり返す程度の
   比喩では足りない雨の激しさが目に浮かぶ・・と。 この時は和歌山県内だけで
   1200人超が死亡。 奈良県十津川村では家や田畑を失った多くの村民が北海
   道に移住したそうだ。

  いまも、日本の空に破れた黒雲が居座っている。 先週からの大雨で、各地で記録
   的な降水量を観測。 あちこちで河川があふれ、長野県では母子3人が土石流の
   犠牲になった。 静岡県熱海市の災禍は1カ月半前のことです。
   気象庁やニュース等で耳にするようになた「経験したことのないような大雨」が
   続く現実に、備えの大切さと難しさをあらためてかみしめる毎日です。

  世界有数の多雨地域ゆえ、日本語は雨を表す表現が豊かだ。 その一つが「すすき
   梅雨」。 夏の終わりから秋にかえて、秋雨前線がもらたす長雨のことだ。
   こちらは破雲雨と違って語感がやわらかく、なんともいえぬ趣がある。 
  天の都合もあるだろうが、しっとりすすきの穂波を湿らせるくらいの方が、人間に
   はありがたいのだが・・と、勝手に思いはせても日ごろから自然界のことをおろ
   そかにしてきているので、そちらの方を改めないとダメかもしれませんな・・。