昨今の感染拡大防止対策で浸透した在宅勤務。 家族が同居しているか否かで、なんとなく気構えも違う。
猫を観察していると、飼い主から離れた片隅で毛繕いをして気の向くま
ま過ごしているように見える。 だが、耳だけはこちらに向けて気配を
伺っている。 これヒトも同じ。 親しい相手に対しても、自分が安心
できる状況か確認するのは本能の一種なのではないでしょうか。
50年以上前に、米国の文化人類学者の”E・T・ホールさん”がパーソ
ナルスペースという概念を提唱した。 心理的に安心感を保てる物理的
な対人間の距離を4つに分けた。
「密接距離」は親しい間柄の距離で、すぐに触れ合うことができ、相手の体温やかおりも感じとれるもの。
「個体距離」は友人と会話などをする距離で、両者が手を伸ばせば触れることができる。
「社会距離」はいまや一般用語となったソーシャルディスタンスのことで、仕事などで関わる他者との距
離で、手を伸ばしても相手に触れることはできないもの。
「公共距離」は個人的にはつながりのない関係における距離で3.5㍍以上とされる。 演説やコンサー
トなどもこの分類に入る。
コロナ禍前の通勤電車は、本来の公共距離であるべきなのに、密接距離となっている時間を日々我慢して
過ごしていたことになる。 そのため、在宅勤務で通勤ストレスが激減したことに改めて気づく。
文化や民族といった社会環境の違いのほか、個人の性格や性別の違いにより、それぞれのパーソナルスペ
ースに差がある。 一般的にパーソナルスペースが狭い人は、人と接するときの距離は近く、パーソナ
ルスペースが広い人はその距離が遠い傾向にあると・・。
お互いに同じような距離感で接していればいいが、その差が大きいと時に不快を感じる。
ウイルス感染に対する恐怖感も人それぞれだ。 新しい日常における新しいコミュニケーションのあり方
を考える上で、お互いのパーソナルスペースを気遣う意識も重要かもしれない・・。
猫を観察していると、飼い主から離れた片隅で毛繕いをして気の向くま
ま過ごしているように見える。 だが、耳だけはこちらに向けて気配を
伺っている。 これヒトも同じ。 親しい相手に対しても、自分が安心
できる状況か確認するのは本能の一種なのではないでしょうか。
50年以上前に、米国の文化人類学者の”E・T・ホールさん”がパーソ
ナルスペースという概念を提唱した。 心理的に安心感を保てる物理的
な対人間の距離を4つに分けた。
「密接距離」は親しい間柄の距離で、すぐに触れ合うことができ、相手の体温やかおりも感じとれるもの。
「個体距離」は友人と会話などをする距離で、両者が手を伸ばせば触れることができる。
「社会距離」はいまや一般用語となったソーシャルディスタンスのことで、仕事などで関わる他者との距
離で、手を伸ばしても相手に触れることはできないもの。
「公共距離」は個人的にはつながりのない関係における距離で3.5㍍以上とされる。 演説やコンサー
トなどもこの分類に入る。
コロナ禍前の通勤電車は、本来の公共距離であるべきなのに、密接距離となっている時間を日々我慢して
過ごしていたことになる。 そのため、在宅勤務で通勤ストレスが激減したことに改めて気づく。
文化や民族といった社会環境の違いのほか、個人の性格や性別の違いにより、それぞれのパーソナルスペ
ースに差がある。 一般的にパーソナルスペースが狭い人は、人と接するときの距離は近く、パーソナ
ルスペースが広い人はその距離が遠い傾向にあると・・。
お互いに同じような距離感で接していればいいが、その差が大きいと時に不快を感じる。
ウイルス感染に対する恐怖感も人それぞれだ。 新しい日常における新しいコミュニケーションのあり方
を考える上で、お互いのパーソナルスペースを気遣う意識も重要かもしれない・・。