不公平感・・て

　“世の中不公平・・！”“私の上司は不公平じゃな～い？”などと感じることはありませんか・・？
　「公平or不公平」感が、メンタルヘルスに大きく影響することが多くの研究で分かってきたそうだ
　不公平感が長く続くと‘怒り・妬み・不信’といった感情が生まれ、自身の活動も非生産的になる
　公平と似た言葉に「平等」があります。偏りがなく皆が等しいことだが現実には難しいものでは・・
　そう考えると公平とは「皆が納得できる不平等」ではないか？と思いませんか・・？

　　　例えば入学試験。　入学できる・できない との不平等が生じますよネ
　　　不合格者は悔しい思いは残っても納得しますでしょ・・？
　　　これは事前に選考基準、採点方法などが明らかだだからではないでしょうか
　　　基準が不明確だったり、不正入学が発覚したりすれば当然トラブルになる

　　　地域社会や職場の公平性も同じようなものでは・・　　これ「組織公平性」というそうです
　　　研究者のコルキットは、公平性を測る尺度として「分配・手続き・情報・対人関係」を示した？
　　　　　分配とは、仕事の負担が特定の人に偏らないように配慮されている、
　　　　　　　　　　仕事の配分が各自の能力に見合っている、というものでは
　　　　　手続きとは、分配に必要な尺度。評価基準を関係者に明示している
　　　　　　　　　　　意見が対立したときの調停で理由がキチンと説明される、などなど
　　　　　さらに情報の公平性とは、指揮命令系統が明確であるだけでなく、ルールがはっきり
　　　　　　　　　　　　　　　　　共有されている、その場に居合わせなかったメンバーへも
　　　　　　　　　　　　　　　　　情報共有がされている　　などが含まれる
　　　　　　　　　　　　　　　　　企業では本部と事業所間でいかに情報を公平に伝達できるかなど
　　　　　　　　　　　　　　　　　情報がきちんと伝わらないと、組織全体の意欲がそがれる
　　　　　最後に対人関係の公平性とは、一人一人と公平に向かい合い、それぞれの人格を尊重し
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　誠実にコミュニケーションをとっている　などをいう

　考えれば皆、役割が違い、個人を取り巻く環境も、得意分野
　能力も違う。平等よりも公平の方が実際的なのかも知れない
　最も大切なのは、単に公平なだけでなく、公平に対応している
　といったことが組織内で周知されている事ではないでしょうか
　時に公平に扱うのが難しい問題も生じる難題に対して
　　一生懸命公平に対応しようとしている姿！
　　　　　　　　　　　　　　　そのものが需要なのではないかと思われます
　　　　　　　　　　　　　　　そこにはきっと、思いやり・気遣い・配慮など優しさが
　　　　　　　　　　　　　　　あふれているのではないかと思っています。