Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

サブシステムも落ち着いて来ました

2018年03月21日 | ピュアオーディオ


サブシステムにするにはもったいないくらいのアンプシステムと、JBL#4311・LE8Tシステムの2セットを当方の望むグレードにする事が出来ました。サウンドには大満足です。#4311システム用のメインシステムクラスのSPケーブルも既に確保していますので、後は交換するだけです。



そうなると、A820ヴェッキオとD208システムが余ってしまいます。こちらは「処分」することにしました。D208システムなどは重低音は出ませんが、深夜に上質なサウンドを楽しむ事が出来るシステムです。ユニットは1940年代後半~1950年代初めの「ランシングマーク」のユニット(最初期型)でコストがかかっています。このころのユニット特有の「雰囲気音」が好きですね。現在では「ノイズ」と勘違いされて、現在のユニットからは「出ない」音です。毎日じっくりと聴かれるような「通」の方にしかその良さは判らないでしょう。



大型システムをいい加減なケーブルやセッティングで鳴らしても、その機材の潜在能力、例えば「振動版の面積が大きい」事によるスケールの大きな音や、音量にゆとりが有るのでゆったりとした鳴り方等はブックシェルフ型SPには真似が出来ないサウンドです。こんな点をブックシェルフSPに求めても仕方有りません。

ただ、「音の密度」や「質感」は大型システムを超える事が出来ます。SPを大型にするか?出来るか?は経済力と部屋の環境に左右されますが、「音質」・「表現力」では競う事が出来ます。

実際大型SPシステムをいい加減に鳴らしている方のサウンドより、小型のブックシェルフSPを丹精に作り上げたサウンドとでは、音楽から受ける感銘は違うものです。「音楽」を聴く姿勢が違います。個人的には大型システムのゆるゆるの低音で鳴っているものより、切れ込んでハイスピードで鳴っているブックシェルフSPの方に感動を覚えます。

アンプの活性化は「苦行」の連続

2018年03月20日 | ピュアオーディオ
自宅システムで使っているLUXMAN M-06αを2月から「活性化」の為に、電源・電源ケーブル・ラインケーブルを一度に交換して実施しています。



「機器の活性化」には2種類有ります。

①信号ラインの活性化・・・約500~1000Hr必要
②電源ラインの活性化・・・約2000Hr必要

本来は電源ラインか信号ラインのどちらかを片付けてから、次のステップに移って行きますが、今回は「最短」を狙って同時に開始しました。その結果、「ブーン」と云うノイズに1ヶ月以上悩まされました。また中音のドライバーからも「ジジジ・・・」と云うノイズが発生しています。おまけに「毎日左右の音量バランス」が狂って、右に寄ったり左に寄ったりを繰り返しています。1ヶ月以上経った現在でもそれらの症状がまだ出ています。「苦痛」(苦行)です。

それでも、「ブーン」と云うノイズは初めは盛大に出ていましたが、現在ではわずかに出ている程度、中域の「ジジジ」のノイズはかすかになりました。段々収まって来ています。これが「活性化」すると「静寂」に変わります。

「アンプの活性化」を知らない方が、当方のケーブルを使ったら、「機器が壊れた・・・」と思われるでしょう。とんでもないノイズの発生ですので間違いでもないかも知れません・・・。

強力な(性能の高い)ケーブルを使うとこの様な「反作用」も発生します。こんな「不具合」を何度も経験して来ているから「待てる」のです。しかもこれは、音質の「グレードアップ」の「関所」です。ここを通り過ぎないと先には進めません。

その為には毎日5時間以上鳴らし続ける事が必要になります。それも「半年から1年間」。これが出来ない方は、「音質のグレードアップ」は不可能でしょう。この活性化の先には「活眼」が待っています。「活眼」した機器になった時は数段上の音質になる事と、機器が本来持っている「潜在性能」が出て来ている事になります。

この「活性化」作業はお金をいくら積んでも誰も直ぐには出来ません。地道にコツコツやったものだけが手に入れることが出来る「音質」です。1週間に1回(5時間)ぐらいの使用頻度ではたどり着けません。だから現在「サブシステム」を作って、活性化させてから「メインシステム」に持って行こうとしています。

LE8Tシステムの内部配線完了から2日

2018年03月19日 | ピュアオーディオ


LE8Tシステムの内部配線完了(メインシステム並み)から2日経ちました。ケーブル類の接続の馴染みも取れて来ましたので音質確認の試聴をして見ました。従来の#4311の上から逆のセッティングにしています。(耳の高さになる様に、4311も上下をひっくり返して正規の使い方)

「音数」は圧倒的に増加しています。メインシステムで使っているケーブルはとんでもない情報量を出して来ます。これが20㎝フルレンジ?と思えるくらい、周波数レンジ的にも38㎝ウーハークラスの量感に近くなってきています。高域も良く伸びてツィーターが欲しいと感じなくなりました。実際に20㎝フルレンジ一発でここまでのサウンドが出るとは一般的には知らない方が多いででしょう。上の#4311が音数・量感で負けています。(4311も良いケーブルで内部配線を交換していますので並みの4311では有りません・・・使っているSPケーブルが3ランクダウンしています。そのうち同じケーブルにグレードアップします。そうなると#4311の方が良くなるでしょう)



ドライブするアンプも所定の場所に収まりました。(納めました)基本的に「SPの2段重ね」は地震が来たら一発で倒れます。分かっているから嫌なのですが、置き場所がないので仕方なく積んでいます。倒れて来てもアンプの方まで被害が出ないように考えての事です。

今後はこのLE8Tシステムがサブシステムのメインになりますね。SPがシンプルだとトラブルがない上に「騙し」様が有りませんので、機器やケーブルの素性や特徴が一発で判るでしょう。

サブシステム5セット目のSP

2018年03月18日 | ピュアオーディオ


サブシステム5セット目のSPは、「 ALTEC LANSING N1501-8A 」と云う30㎝ウーハーと5㎝ツィーターの組合せのSPで、当時#604-8Gを使った#620Aモニターシステムの小型版の様なスタイルをしています。(Mini Monitorと云う名称がついています)つい懐かしくて手を出してしまいました。



サランネットを外してユニットを見てみると、ものの見事にウーハーのエッジがボロボロ・・・。片ch音が出ないとか言っていたので、どちらが出ないのか確認の為結線して音出し確認をして見ました。幸いにもユニットに損傷はなく、左右共に音が出て来ます。ツィーターは拾い物かな?と思えるほど良く鳴ります。



裏面にネットワークが付いています。INPUTも兼ねています。なかなか立派なネットワークです。

ウーハーユニットを外して「エッジの張替え」に出そうと思って、一晩逆さにして置きましたがウーハーが外れません。やむを得ず、ネットワークを外して腕を入れ、ウーハーの裏側からマグネットを押して取り外しました。取り外してビックリ!!!「なんて軽さだ!!!」これでは「重低音」は無理ですね。なんとも貧弱なウーハーで使う気が失せました。サイズ的にはJBLの30㎝ウーハーが使えるので交換して使っても良いかな?思案のしどころですね。

とりあえずエッジの張替えに出すことにします。

LE8Tシステムが最終形で完成した

2018年03月17日 | ピュアオーディオ


LE8Tシステムの最終形を目指して先週から作業をして来てやっと完成した。メインシステム(オリンパス。SP-707Jシステム)と同等のケーブルグレードになった。仮置きで先週の状態と同じように設置した。

まだ「馴染み」の時間が取れていないが、第一声は「フルレンジ」になった。高域不足に感じていたがそれが無くなった。これから音数も出てくるだろう。再生周波数レンジも広くなってくるだろう・・・と思っている。

オーディオテクニカ製のSP端子と「ベロ」で相当高域を殺してしまっていたと判断出来る。前回の「ゴールドスター」クラスの内部配線でも十分行けたと思うが、思い切ってメインシステム並みにした。

ドライブするアンプはパイオニア C3+M4のコンビ。こちらにもメインシステムと同じ最高級クラスの電源ケーブル、ヒューズ(C3にはFXヒューズ)、ラインケーブル、SPケーブルを組み合わせている。メインシステムの「ダウンサイジング」(SPシステムだけ小型化)が完成した。

これから鳴らし込んで行き、SPのセッティング等を詰めていけばサブシステムとして、「シンプル」で良いサウンドを出してくれると思う。敢えて内部配線等の写真は撮らなかった。このシンプルなフルレンジ一発でここまでの再生音が出るんだと可能性を確認して行きたい。

またスピーカーを買ってしまった・・・

2018年03月16日 | ピュアオーディオ
性懲りもなくまたスピーカーを買ってしまった・・・で、「どこに使うんだい?」。「一応、サブシステム用と英会話の習得の為、奥さん用・・・」と勝手な理由をつけて手配しました。

今巷で評判の「AIスピーカー」(Google Home )ともう1セット(こちらは本格的なピュアオーディオ)。



AIspを使って英語を学習して見たいと思っているが、果たして思い道理になるか? お天気情報など便利だとも思う。会話する事で知能も上がって行くようだから試してみたい。何でも試してみないと良く判らないものだ。

1台は音楽部屋で私が使うが、もう1台欲しいと思っている。もう1台は「奥さん用」にと思っている。奥さんが要らないと云ったら「3軒目」に持って行こうと思っている。多分、奥さんも興味津々で使って見るだろう。彼女は自宅の2階で洋裁をやって過ごしている。BGMはラジカセのFM放送を使っている。その代用品と会話ができる点が良いと思う。



3セット目は、本来買ってはいけないSP・・・。現在4セットもサブSPが有るのにもうこれ以上はいらないだろう。もう病気としか言いようがない。使うあてもなく、ただ試してみたい・・・だけでは・・・。40年前のSPで、おそらくコーン型ウーハーのエッジはダメだろうな・・・。おまけに片ch音が出ないそうだ。3月10日に発送されて昨日入荷した。奥さんに見つからない様に3軒目に持って行って隠しておこう。

LE8Tシステム用SP端子

2018年03月15日 | ピュアオーディオ


先週くみ上げたLE8Tシステムでは有るが、当初設定していたSPケーブルが使えなかったのでワンランク下のグレードで配線していた。上の写真 左がオーディオテクニカ製のSP端子、右がフルテック製(取付板は新規作成)



オーディオテクニカ製のSP端子拡大。どこがいけないか? ①材質が悪い ②配線は「ベロ」と呼ぶブリキの板に半田付けする。この「ベロ」が気に入らない。このベロの所で極端に「音数」が減ってしまう。また本体の材質が悪いのでここでも「音数」が減ってしまう。



こちらがフルテック製最高級SP端子(ロジウムメッキ)、こちらは端子に直接半田付けする。SPケーブルからダイレクトに箱内配線に接続出来る。材質も良く吟味されていてストレスのないサウンドになる。当然お値段も違います。

配線材も当初の目論見通りのモノが使える様になった。昨日3時間かけて片ch分完了。もう一息で完成する。畑のお守りの仕事が入っているので直ぐには出来そうもない・・・イライラしますね。


LE8Tの箱内配線を目標通りに

2018年03月14日 | ピュアオーディオ


先日くみ上げたLE8T SPの内部配線は「ゴールドスタークラス」の線材です。私が使うSPの最低限のクラスと云うか「常用」のレベルです。D208システム、#4311システムも同じクラスです。これに対して一ランク下が「シルバースタークラス」。A820ヴェッキオはこのクラスになりますが素晴らしいサウンドを出しています。



これが「ゴールドスタークラス」。



こちらが「シルバースタークラス」。低域~中域を受け持つケーブル材が違い、中~高域用はゴールドスターと同一線材です。





現在のSP端子はオーディオテクニカ製。これをフルテック製にしなければ使いたいケーブル材が使えない。思い切って、SP端子を取り付けるボードをそっくり作り変えて、フルテック製が使える様にしてしまおうと重い腰を上げました。

板材の寸法を合わせてカットして来ました。後は取り付け穴をあけて、SP端子穴をあけて取り付けるだけまで来ました。後一日で完成します。実行有るのみ。






自宅システムのパワーアンプ M-06αはまだふん詰まっている

2018年03月13日 | ピュアオーディオ


自宅システムで「活性化中」のLUXMAN M-06αは、来てからようやく1ヶ月になりました。しかしまだまだですね。毎日サウンドが変化しています。昨日は3時間程TV音声で鳴らした後、CDを掛けた時に「変な音(バランス)」で鳴りました。10分くらいすると左右の音量バランスが変化しました。今まではLchの音の出が悪く、バランスボリュームを10時の方向にしていました。それが12時の方向(元に戻ったと云う事)に戻りました。

新品であれ中古品であれ、私の所で「電源ケーブル」と「ラインケーブル」、「SPケーブル」を当方の最高峰クラスのケーブルにしますと「1年」程「活性化」の為に必要になります。当然M-06αもそうなるはずです。わずか1ヶ月程では「活性化」を終わるほどチャチなケーブルでは有りません。このアンプも初めから「1年」かかると読んで鳴らし込みを続けています。「苦行」です。

こればかりはお金をいくら積んでも、誰も解決は出来ません。毎日5時間鳴らし続けて1年継続してやるだけしか有りません。自宅システムはSPの能率が良いので、0.00~0.01Wのレベルで十分な音量が出て来ます。



毎日少しづつ音の変化を感じて、楽しみながらやらないと長続きしません。とにかく鳴らし続けて2000Hrをクリアする事です。そうすれば自ずと良質なサウンドに変化しているでしょう。何度も経験した事ですので迷いは有りません。先を読んで手を打って行きます。

眠らせているWE101Dppパワーアンプのサウンドと比較すると、「音の彫の深さ」や「音数」等まだ「表現力」が足元にも及びません。NHK大河ドラマ(TV音声)をかけてやれば一発で分かります。WE101Dppパワーアンプで鳴らすとビックリする様な音や表現が入っています。これに対してM-06α(に限らず)の方は、TV音声の延長線上で良質なサウンドです。活性化させればこの辺の差がもっと少なくなるでしょう。

JBL A820ヴェッキオの箱内配線交換後の本格試聴

2018年03月12日 | ピュアオーディオ


昨日LE8Tシステムの後に聴いたA820ヴェッキオのサウンドが良かったので本格試聴しています。



ソースはキース・ジャレット「ケルンコンサート」。サウンドの試聴にはCDを用います。普段聴きにはFM放送を録音したMDを使います。キースのピアノがキラキラ輝いて活き活きとした鳴り方です。余韻もすごく自然で質感が良いですね。嫌な音がしません。音圧も殆ど感じず、目の前にステージが広がり、その中でキースが身体を揺らし歌いながら演奏している様が見える様です。10畳の部屋がキースのサウンドで満たされています。



ドライブするアンプは、パイオニアのC3+M4のアンプ。C3のレバーSWのトラブルも無くなり安定してきました。M4の方も先週までSW ONした後、Lchの音の出だしがRchより遅れていましたが揃ってきました。時々ノイズを出していましたが、それもこの1週間ほどは気付かなくなりました。

A820のサウンドは「極上」クラスですね。音のバランスと云い、エネルギー感の出方と云い、高域の冴えや繊細さ(音数の多さ他)はビックリする程です。ノーマルのJBLオリジナルと比較するも相手になりません。同じユニットとネットワークでも、内部配線材を交換すると高級品のSPに生まれ変わります。全く別次元のサウンドになると云って良いでしょう。

A820は同じ仕様で以前作って某オクで処分した事が有ります。今回はどうしようかな?と迷っています。

帰宅間際に「管球プリ2号」をお使いの常連さんがいらっしゃいました。36年ほど毎日聴いていると云うアルバムをこのヴェッキオで聴いていただきました。「え!!この質感で鳴ってしまうなんて???。大型SPが要らなくなってしまう・・・」とおっしゃっていました。