Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ようやくRCA箱システムが聴ける様になって来た

2011年11月14日 | ピュアオーディオ

チャンデバを交換して「ふん詰まって」いたRCA箱システムがようやくバランスが取れて来て聴ける様になってきた。「本当にヌケて来るのか?」 何度経験しても不安になります。

Rcabox1

先月22日から毎日5時間以上鳴らし続けています。3週間以上かかっていますので延べ時間は100Hr以上かかっています。まだ6割程の活性化と思いますので更に良くなって行くと思います。ここまでが「苦行」期間で、これからは日1日と鳴らし込み程に良くなって行ってくれると思います。

「苦行期間」の間には何度も止めようか?と考えます。こんな事を何度も経験していても不安になります。F-15Lの修理はまだまだの様で11月中は諦めています。なかなか原因が究明出来ないようです。


窪田式フォノイコライザーへの対策第2ステップ完了

2011年11月13日 | ピュアオーディオ

昨日、プリント基板の裏打ち配線の材質でサウンドが大きく変化する件は報告しました。最終的な材質の配線に全てをやり直しました。ゴールドスターシリーズの配線でやり直して現在サウンドを確認しています。

音数、音の厚み、音の拡がり、サ行の発音、エネルギー感等見違えるように変わりました。これならオリンパスシステムで使えるようになると思います。音のヌケが抜群に良く、ノビやキレは使うにつれ出て来ると思います。こうなるとプリント配線が如何に「伝送ロス」に影響しているかが判ります。プリント配線も材質と断面積への配慮が必要と思います。

これで窪田式フォノイコライザーへの対策を完了し鳴らし込みに入ります。音のキレやノビが大きく改善されて来れば嬉しいのですが、窪田式フォノイコライザーにもその限界が有る様に感じます。

RCA箱システムで「ふん詰まり」の原因となっているUREI#525チャンデバも内部には1枚の大きなプリント基板が入っており、このプリント基板が大きな「壁」となっていると推察できます。


窪田式フォノイコライザーへの対策第2ステップつづき

2011年11月12日 | ピュアオーディオ

昨日電源部のプリント配線の裏打ち配線をしました。その結果サウンドは「低域の厚み」と「エネルギー感の増加」をしました。しかし、フォノイコ部の配線をそのままでは「電源供給能力がオーバーフロー」している様に聴こえます。中・高域の音の厚みをそれほど感じません。

それでフォノイコ部も裏打ち配線をして見ました。使用した配線は「銀メッキ銅線」です。周波数帯域的に低域~高域までをカバーするモノが「単線」で他にないからです。一応この配線でやって見てから試聴をしました。

音の厚みやエネルギー感が全体域に渡って出て来て非常に好ましいサウンドになりつつ有ります。もう少しこのまま聴いてやればサウンドも引き締まってシャープになってくれると思いますが、「銅線」特有の「柔らかさ」が有ります。

1本のケーブルにはそれぞれ「周波数帯域」と「質」と「量」のバランスが有ります。銅線には銅線の良さも有りますが欠点も有ります。同じ様に銀線にも言えます。また太さによって周波数帯域に制約が出て来ます。プリント基板自体の材料にも「周波数帯域」や「質」と「量」の関係が有ると思います。


窪田式フォノイコライザーへの対策第2ステップ

2011年11月11日 | ピュアオーディオ

窪田式MCフォノイコライザーの不満点への対策その②を進めています。不満点はエネルギー感の不足・音密度の不足と「伝送容量の不足」に集約される様です。その為まずは、「電源系」への対策を実験しています。

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まずは電源系の基板を取り外して、基板の裏に手配線で容量を増加させて見ます。

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補強材は銀線です。プリントパターンが割とシンプルに出来ていますので、容易に手配線が出来ました。

さてサウンドですが、「低域の音の厚み」や「響きの良さ」が出て来ましたが、まだ望む所までは達していません。しばらくこのままの状態で「活性化」させてから次の手を考えます。イコライザー基板の「伝送ロス」に行き着きそうです。


窪田式フォノイコライザーの不満

2011年11月10日 | ピュアオーディオ

イニシャルの時は「音数」、「音のヌケ・キレ・ノビ」、「見通しの悪さ」、「周波数帯域の狭さ」、「音の厚み」、「エネルギー感の不足」、「音色」等に不満が有りました。

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一応対策をして、上述不満点は幾分か改善しました。「音のヌケ・キレ・ノビ」、「見通しの悪さ」、「周波数帯域の狭さ」についてはほぼ不満の無い所まで行きましたが、「音数」、「音の厚み」、「エネルギー感の不足」についてはまだまだ不満です。ゴールドスターシリーズの「音色」と「サウンド」が出ていません。

部品点数が少ない事が原因か?、プリント基板がそもそも原因か?鳴らし込み不足か?を疑っています。一応対策を考えて対処してヒアリングを続けて行こうと思っています。

自作品やキットの商品は良い面も有りますが、不完全な部分も多いモノです。それらをまた改善して行くのも楽しみの一つかも知れません。


この頃疲れ気味・・・

2011年11月09日 | ピュアオーディオ

この頃やや疲れ気味です。その原因はRCA箱システムの「ふん詰まり」です。チャンデバを交換したばかりに「苦行」が続いています。先日パワーアンプを入れ替えましたが、その効果さえ「マスキング」されています。

5セットのメイン機器(SP)のシステムを持っていますと「お守」が大変です。オリンパスシステムでは「フォノイコライザー」を入れ替えましたので、こちらも現在毎日2時間は鳴らし込み中です。自宅のSP-707Jシステムもプリアンプを何とかしたいと考えてはいますが、「このままでも良いか・・・」と云う気分になりつつ有ります。

自宅のシステムは確かにプリアンプのC40が弱く、音のキレ・ヌケ・ノビはオリンパスシステムに比べて数段落ちます。しかし「音の拡がり方」や「癒し」、「音楽性」の面では「これはこれでいい味出している・・・」と感じます。ピアノ曲などを聴きますとコロコロと流れるメロディに「甘い音色」や「余韻」が付いて非常に心地良いです。これはC40が本来持っている音色です。オーディオ的でないサウンドですが、「歎美な世界」も捨てがたいと思っています。

新しい機器を導入すると必ず「活性化」の「壁」が出て来ます。新品の機器で有れ中古の機器で有れ、必ず通らないと先に進めません。システムの活性化度が上がれば上がるほどにこの導入時のギャップが大きくなります。


GE6550ppアンプ2号の内部配線交換完了

2011年11月08日 | ピュアオーディオ

先週から実施していたGE6550pp-2号パワーアンプのSuperTrail仕様化(内部配線の銀線化)が完了しました。完了後の写真を取り忘れました。

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早速予定通りにRCA箱システムの中域に持って来ています。従来の中域は上の段のGE6550シングルアンプでしたが、これを高域に持って行き、中域に今回のGE6550ppアンプを持って来ました。

中域のパワー感と音の厚みが大きく改善され、また高域もパワーアップしています。チャンデバの#525がまだ活性化していませんが(50%ぐらいの仕上がりと推定)、それでも相当の改善を果たした様な感覚になりました。これでこのRCA箱システムの管球アンプはSuperTrail仕様で統一されましたので、音の雰囲気が随分変わりました。チャンデバの活性化度を除けばRCA箱システムのパワーアンプのグレードはオリンパスシステムと肩を並べるレベルになりました。これから鳴らし込んで楽しんで行きます。


MCフォノイコライザーの音質対策完了

2011年11月07日 | ピュアオーディオ

窪田式フォノイコライザーへの音質対策が完了しました。

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上の写真は対策前の状態です。配線類は銅線でされ、出力端子への配線は同軸線の内部線と外側のシールド部を+-で使って有りました。RCAソケットも一般市販のモノです。ヒューズも同じく¥50円のモノです。

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上の写真が対策完了後の正面から見た写真です。内部配線は全て特殊な組み合わせの銀線でやり直しています。

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RCAソケットも上の写真が対策前、下が対策後です。

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RCAソケットのグレードが違います。また見えてはいませんがIECインレットも上級品に交換しています。

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ヒューズもフルテックのオーディオグレードヒューズに交換しています。

これで一応の音質対策を完了しました。これからプラグ類を馴染ませて、それから更に機器を「活性化」させてから次の対策が必要かを判断します。

一応完了直後の音質の印象ですが、音数の増加、透明感及び見通しの良さ、音のキレ・ヌケ・ノビの良さを感じています。別物クラスに変身しました。最後に「音が柔らかいのにキレが素晴らしい」感じです。鳴らし込んで行けばまだまだ良くなって行くと思います。

対策前及び現時点での欲しい処は「エネルギー感」と「音の密度」の向上です。もっと爆発的な「音数増加」や「サウンドの躍動感」を求めています。他の対策も既に視野に入れています。


GE6550ppアンプ2号の内部配線交換進捗

2011年11月06日 | ピュアオーディオ

先週から始めた6550ppアンプ2号の内部配線交換が7割方完了しました。

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まだブルースーナーの配線が残っていますが、後2日程で交換を完了します。このアンプは最終的には「予備」になる予定ですが、完成後はRCA箱システムの6L6Gシングルアンプと交換して中域用に一時的に使う予定です。6L6Gシングルアンプを6550仕様にするか3B252B仕様にするかを考えています。音質アップと予備球のストックを考慮しての事です。またコンプレッションドライバーの中・高域に使うにはちょっと贅沢すぎます。プッシュプルアンプでは相当ゲインを絞って使わないと#375のダイアフラムが悲鳴を上げます。


RCA箱システムの「ふん詰まり」

2011年11月05日 | ピュアオーディオ

RCA箱システムのF-15Lチャンデバを修理に出してその代わりにUREI#525を使っていますが、「ふん詰まり」が激しくてまともなサウンドが出て来ません。

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先月21日からこの#525を使い始めて2週間を経過しましたが、まだ聴けるレベルに到達しません。少しづつ「活性化」はしている様ですがまだまだ「苦行」が続きます。

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この個体は、今年4月頃入手して一時使っていましたが、F-15Lを入手したのに伴い「眠って」いました。ですので殆ど「活性化」していない状態で使い始めています。毎日一日中FM放送を流してエージングしていますが正直疲れます。

どんな症状かと云うと、最初は全ての音が「こもった」サウンドで、低音だけしか出ていない状況でした。2週間経ってようやく低音が少し出始め、中高音もかすかに出始めてています。しかし、サウンドがまったく「ヌケ」ていません。他の機器は従来のF-15Lで完全にヌケていますので、交換した#525のみが「ふん詰まっている」と判断できます。

システムの中で、一箇所の機材が「活性化」していないと、ひどいサウンドになる見本みたいなものです。